2019年夏ドラマ

【ボイス 110緊急指令室】6話のあらすじネタバレと感想!襲われた彰吾の行方⁈

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ドラマ「ボイス 110緊急指令室」第6話が2019年8月17日(土)に放送されました。

5話の終盤で、情報屋に置き去りにされた車の中で襲われた樋口彰吾(唐沢寿明)。

絶体絶命の事態と、新田(森永悠希)を殺害したカチカチと顎を鳴らす謎の男(手塚徹)の正体とは?!

警察内部に内通者がいると思われる不利な状況の中で、橘ひかり(真木よう子)たちECUの面々は如何にして闘っていくのか____。

ここでは、「ボイス 110緊急指令室」第6話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

ドラマ【ボイス 110緊急指令室】あらすじと原作(韓国ドラマ)ネタバレ!ドラマ「ボイス 110緊急指令室」は、韓国のケーブルテレビ「CJ ENM」で放送された韓国ドラマ「ボイス~112の奇跡~」が原作となって...

【ボイス 110緊急指令室】6話のあらすじ(ネタバレ)

襲撃

情報屋・ハヤミミ(水澤紳吾)にハメられて連れ出された彰吾は正体不明のハングレ集団に襲われて連れ去られてしまいました。

ひかりと通話中だったスマホからはその様子が聞えていました。

石川(増田貴久)はその一報に飛び出していきます。

一時的に電源が切られた彰吾のスマホはその後電源が入り、移動し始めたそのGPS信号を追跡し始めるECU。

公務執行妨害事件としてコード0が発令されました。

沖原(木村祐一)は指令室に飛び込んできてひかりに詰め寄りました。

「どうなんや!樋口は危ないんか?!」

「はい…」

「世話の焼けるやっちゃ!強行犯係も出動する」

彰吾のスマホの信号をトレースしている栞(石橋菜津美)がその動きの不自然さに気づきました。

車では通れない路地や公園を抜けているそれは、バイクによって持ち去られたものであり、明らかに揺動、そして捜査のかく乱を狙ったものでした。

石川の車とパトカーでそのバイクを追い詰めましたが、そのライダーは徒歩で逃走し、彼らは工場地区へと駆けこんで行ったのです。

硫黄の臭い

廃工場の一角に、彰吾が吊るされていました。

ハヤミミは、身重の妻が拉致されて協力させられていたというのです。

その彼も彰吾と同様に拘束され、危機的状況にありました。

ひかりは、彰吾らの行方を辿るために、最後の会話の音をじっと思い出していたのです。

なにか、特徴のある音はないか…微かであっても…手掛かりは?

“ライブハウス…ヨコハマセブン”

緒方(田村健太郎)が店舗を検索し、栞は通話時刻前後のその周辺を通る車両を調べ始めたのです。

バイクは捜索を遅らせる罠。

そして車両を使って彰吾を連れ去ったわけではなかった、という事実が見えてきたとき、ひかりはライブハウス周辺200メートルの範囲内に彰吾がいると判断し、捜査を絞ることに。

石川も逃走するライダーを制服警官に任せて現場と思われる周辺に急行しました。

午後2時00分。
監禁されて10分後、彰吾の前にあの男(手塚とおる)が現れました。

「酷いざまだなぁ。見えるか?念願のご対面なのに」

薄暗い部屋の中で、その顎がカチカチと異様な音を立てていました。

「“第五号地区”の犯人、捜していたんだろ___捕まえたのか?」

「お前が“カチカチ野郎”か?…お前が、うちのヤツをやったのか?!」

男はえもいわれぬ笑いを浮かべて言いました。

「ああ。俺がやった」

癖なのか、挑発するように顎を鳴らして、男は彰吾を見ていました。

「どうして殺した?」

「あがいたところで女房は帰ってこない。“ハマの狂犬”なんだって?狂った犬なら、かまれる前に処分しないとな!」

男は、人差し指をピストルのようにして彰吾の頭に狙いを定め、笑っていました。

「俺がなぜ狂った犬なのか見せてやるよ」

ふっと笑い、男は「怖い怖い」と言いましたが。

次第にその目つきがぎらっと鋭くなりました。

「お前を街中で殺しても、もみ消して終わりだ。お前なんて、その程度なんだよ」

じゃあな、と言って彼は笑って去っていきました。

行きがけの駄賃のように、手下に「きっちり始末しろ」と命じて…。

“狂犬”の本質

工場の一角で大きな火が燃えています。

その周りで、男の手下たちが彰吾らを始末する支度を始めていたのです。

見張りに残った一人に、彰吾は話しかけました。

「おい、さっき俺を殴ったお前」

スーツ姿の男に、彼は挑発を始めたのです。

「あんなへっぽこパンチじゃ食いっぱぐれるぞ。大丈夫か?やっていけるか?お前みたいなやつは、死ぬまで弾除けさせられて、くたばるんだよ…!」

怯えたような男は、その恐怖を吹っ切るように両腕を吊るされている彰吾を殴り始めました。

石川たちは、ライダーを見失い、彰吾自身の発見のために奔走していたのです。

発生から約20分。
新たな情報はなく、ECUもなすすべがありません。

ひかりは真犯人と接触した新田の最後の言葉。

息も絶え絶えなその声が伝えたのは「い…お、う」___。

「硫黄?…新田は、殺された瞬間に男から硫黄の臭いがした、と言いたかった…⁈」

ひかりの言葉に、緒方は即座に検索し、畜産業・下水処理場などがあがり、温泉では?という声も出てきました。

「製紙工場…」

栞は記憶をたどりながら上申しました。

「昔住んでいた近くにあって、パルプを生成するときに硫黄を使うんですよ」

彼女が捜索範囲内をチェックすると、複数の製紙工場、再生紙工場が見つかったのです。

そのどこかに、彰吾がいる___石川と沖原が率いる強行犯一係は指示に従って駆け出しました。

殴る男がフラフラになり、床に血が滴るなか、彰吾は意気軒昂に「効かねぇなあ!」と挑発しました。

「もう終わりかよ!?」

男が悔し紛れに武器を取ろうとした瞬間、彰吾は隙を見てその股間を蹴り上げ、崩れ落ちたところの頭を踏みつけ、昏倒させたのです。

その身体を踏み台にしてフックに吊るされたロープを外し、彼は自由を取り戻しました。

ハヤミミも逃がし、その気配に気づいた手下らをあっという間に打ち据えて彰吾は言いました。

「カチカチ野郎はどこにいる?!」

監視カメラの映像から彰吾が拘束を解いたことを知ると、謎の男は笑いました。

「逃げずに向かってきやがる…いかれた野郎だ」

彰吾は、壮絶な格闘の末に一歩一歩階段を上がり、男の元へと近づいていたのです。

カチリと音がして、彰吾の頭に男の部下の拳銃が突き付けられました。

「雑種の犬が、虎の真似はやめろ」

顎を動かして挑発するようにカチカチと音を立てる彼はその無力さをあざ笑います。

「あるさ。クソッたれを捕まえていいと許可された警察バッヂが」

「は?」

「腐った警官ばかりだと思うな。カチカチ野郎!」

男は心底面白そうに破顔し、言いました。

「死ぬ瞬間まで吠えるんだなぁ…殺れ!」

その瞬間に彰吾は拳銃を持つ手を払って男を倒し、“カチカチ野郎”に立ち向かいました。

彼はナイフを取り出して振り回しましたが、その手を有刺鉄線に叩きつけることで戦力を削ぎましたが、その隙に部下が拳銃を再び手に立ち上がり、彰吾に向けたのです。

「殺せ!早くっ!」

しかし、寸でのところで沖原ら強行犯係が現場に突入し、男たちは逃走、彰吾はギリギリで救出されたのでした。

彰吾はひかりに伝えました。

「ドライブレコーダーに映っていた男だった。…しかも犯人だと自白までした」

男らは逃走したものの、逃走車両は特定され、関係各所に手配は完了。

午後2時21分。
こうして、彰吾を襲った公務執行妨害事件は31分で解決されたのでした。

それは、必然

沖原は彰吾に「病院に行け、俺らの仕事は身体が資本や」と告げました。

「沖原…お前のおかげで助かったよ」

「おい、どうした?」

「デカがホシを取り逃がす…一回なら偶然だし、二回なら不自然で…繰り返されたら必然だ」

沖原自身と、傍にいた石川も顔色が変わりました。

「なぁ、沖原…みっともない生き方はやめような」

その言葉に、沖原の目元がぴくぴくと痙攣しているのが見えました。

彰吾と石川が去った現場で、沖原はひとり肩を落として立ち尽くしていたのです。

田所署長(小市慢太郎)は彰吾の事件の詳細を訪ね、ひかりは、それが3年前の第五号地区殺人事件、そして新田の殺害事件に端を発するものであったのだと伝えました。

「室長、問題にさせてもらうよ。単独で動くからこんな騒ぎに」

「ええ!そうです。単独で動いたからです。もう“終わった事件”だと、誰も取り合ってくれないから」

ひかりは署長を見据え、言葉を続けました。

「いくらでも処分は受けます。でも新田の事件は、他殺だと信じてくれましたか?」

新田の事件当時、窓ガラスに映った被疑者の映像を提示すると、署長は渋面を浮かべました。

ECUのメンバーが注視する中で、栞はその男を新田の事件と今回の省吾の逮捕監禁及び殺人未遂の容疑で手配すべきだと主張しました。

「勿論ですよ。すぐに、令状請求を」

そういうと、彼は緊急指令室を出ていきました。

現場の物陰で、沖原は何者かと電話で話していました。

「せやから!樋口に気づかれたって言うてんねん。あいつのことは誰よりも解ってる。これや!思うたら、何があっても真相を突き止める…もう終わりや!」

耳元からこぼれる音声は、不自然に機械的なものでした。

「こちらの指示通りに動け」

「大体、樋口を襲うなんて聞いてないぞ」

「おい…いつでも動画をばら撒けるんだぞ」

「好きにせぇや。いつでも警察辞めたるわ!」

「誰に送ると思う?…アメリカに留学しているんだってな?」

はっと、息をのむ沖原は、顔をゆがめて電話を切り、悪態をついて壁を蹴るのでした。

闇の奥へ…

豪奢な応接室で、その男はまるで王のような風情でインタビューを受けていました。

「我が本郷ホールディングスはちっぽけな土木業からスタートして、今年で50周年を迎えました」

男の名は本郷辰夫(伊武雅刀)
本郷ホールディングスの会長です。

彼らは、2024年に横浜の再開発中地区に巨大な複合リゾート施設“ベイサイド・レガシィ”を建築する、というのです。

「その目玉がカジノです」

横浜市と協力してそれを誘致する、と彼は宣言しました。

経済の活性化・雇用の創出・世界最新の娯楽施設、と華々しいコピーが並ぶプロモーションビデオに記者たちは歓声をあげました。

「そうして海外に産業として打ち出していく…まぁ、これは全部息子の受け売りですがね!」

辰夫が言うと、その息子___“本郷雫”代表からも話を伺いたい、という声が出ましたが。

当人が多忙ゆえに自分が宣伝部長を引き受けているのだ、と彼は言います。

「でも、時間は作らせますよ…その代わり、バーン!とお願いしますよ!!」

笑う彼の耳元に、秘書(奥田洋平)が耳打ちをしました。

場所を移した二人でしたが。

「“渉さん”が指名手配に…」

「何ぃ!?」

それは、あのカチカチ野郎のことでした。

「良いか!くれぐれも我が社との関係を悟られないようにしろ!」

「はい」

秘書は、表情を変えずにどこかに連絡をしていました。

逃走した車の中で、渉は手に包帯を巻かれ、痛みをこらえていました。

「これからどうされますか?」

「…会長に会う」

渉は、怒りを漲らせた目を上げました。

彰吾の殺人未遂容疑で取り調べを受けていた男たちは、しかしその雇い主のことを誰もしゃべりませんでした。

そして、指名手配はされたものの、それ以上の手掛かりは彰吾らに残されていなかったのです。

しかし、現場で彰吾が耳にした小さなワードが突破口になりました。

「もしもし、じゃあ“イリュージュ”で…」

“渉”が誰かと電話で話していたその場所は、横浜市内にある会員制のクラブでした。

彼はおそらく直後に彰吾を始末できるものとして油断していたのでしょう。

科捜研がその店の防犯カメラを解析したところ、思わぬ人物が映っていたのです。

三か月前___そこにいたのは、沖原でした。

彼の決意

イリュージュは会員制で顧客の個人情報管理が徹底されており、政財界の客も多い店でした。

「係長がなんでこんな店に?」

石川がつぶやくと、彰吾が「ハヤミミに探らせてみる」と言いました。

自分をハメたやつだからこそ、その借りを返してもらうのだ、と。

「もう会ってもらえないかと思いましたよ…ホント、樋口さん、命の恩人です!」

喫茶店の片隅で、彰吾とひかりは彼の話を聞くことになりました。

「わかったのは、沖原係長がハメられたんじゃないか、ってことです」

事件関係者の紹介でイリュージュに行き、アスカというホステスと同衾している動画を撮られた、というのです。

沖原の娘は音楽留学しており、妻も付き添ってアメリカに住んでいました。

ハヤミミ曰く、それは古典的な美人局の手口でした。

「女に指示をしたのが…あの男」

ひかりと彰吾は顔を見合わせ、これまでの沖原の様子を思い出していました。

彼のデスクの上には、娘と妻の写真が飾られ、家族思いの一面を持っていたことを、彰吾はよく知っていたのです。

「おお、パパや」

港が見える屋上で、沖原はアメリカにいる娘と電話で話していました。

「楓の声が聴きたなってな。ママの言うこと、ちゃんと聞いてな。じゃあな」

背後に気配を感じて振り返ると、そこに彰吾が立っていました。

歩み寄った彼の手にあったのは件のホステスと、防犯カメラの写真だったのです。

観念したように、沖原は言いました。

「お前の読み通りや。第五号地区の真犯人…そいつを守るために、俺は…!」

これまでに何度も感じた違和感の正体はこれだったのだ、と彰吾は思い返していました。

「謝って済む問題やないけど…ホンマにすまん…!」

「脅されてたんだろ、あのカチカチ野郎に」

「ああ、脅されてたんは事実や。せやけど、直接会うたんは、あの時が初めてや」

「再生紙工場であいつを捕まえようとした時や」

指示していたのはあいつだが、電話をかけてきていたのは違うヤツだ、というのです。

その相手は、沖原の動きを何でも知っていた、というのです。

担当していた事件や、彼の細かいスケジュールまで。

「樋口!これだけは信じてくれ…まさか、お前の命まで狙われるとは、知らんかったんや!」

「解ってる。樋口…俺はお前が刑事としてどう生きてきたかを見てきた。

前半戦は終わった!後半戦頑張れば___」

「あかん!許せん!自分のことが…後始末つける、この件は、俺に任せろ!」

悲痛な決意を見せる彼は言ったのです。

「刑事辞める前に…最後、俺に花持たせてくれ」

彰吾に秘密を吐露して、心が軽くなったのか、沖原は口元に小さな笑みを浮かべていました。

その頃。
アナログレコードのプレーヤー…旧東ドイツ製の骨董的価値のあるレーベル“ETERNA”が奏でる曲は、ショパンの“革命”___長身痩躯の一人の男がガラス張りのバスルームで浴槽に体を横たえていました。

内通者は、誰?

三年前の事件の時、ひかりと真犯人の通話記録を消したのは、沖原ではありませんでした。

「あいつは、そこまではやっていない」

彰吾は沖原の為人をよく承知していたのです。

そして、沖原が“黒”だといっていた田所署長も、その当時は港東署に赴任していなかったことを、ひかりも判っていました。

「犯人と通じている、本当の黒幕がいる」

ひかりは、思わずガラス越しに周囲を見回していました___。

「とにかく捕まえるしかない。カチカチ野郎を…」

“父”と“息子”

「いやぁ、人生ってのは、なかなか計画通りにはいかない」

本郷辰夫は海辺のマリーナに渉を呼び出しました。

停泊したクルーザーの中で、二人は酒を酌み交わします。

項垂れる渉を励ますように、辰夫は言います。

「やるべきことをした。お前は、雫を守ってくれた!」

勧められた酒を一口飲んだ渉。

「俺はお前の父親だ。施設から引き取った時から、雫と同じように我が子だと思っている」

感動して涙ぐむ渉は「私も…本当の父だと…!」
彼の前に、秘書が小さなアタッシュケースを差し出しました。

札束と、韓国の偽造パスポート___辰夫の命令は、三日後に出国するように、というのです。

決意を込めた顔でそれを受け取りながら、しかし渉は言うのです。

「このまま逃げるわけにはいきません。最高の苦痛を、樋口彰吾に味わわせます」

余波

彰吾は捜査で身動きが取れない自分に代わって、石川に警察病院に入院している息子の大樹(鳥越壮真)の様子を見てきてくれるよう頼んでいました。

二人は仲が良く、楽しく遊んでいる様子が電話からも伝わってきましたが、大樹が不思議なことを言っていたのです。

「パパの友達から、プレゼントをもらったんだよ」

カッコいいラジコンの車を、見知らぬ男がベッドの上に置いて行ったのだ、と。

後姿のシルエットの身で、顔が見えなかった、というその男。

彰吾は石川にそのラジコンについて尋ねましたが、取り立てて問題はなく…しかし、どこか引っかかる感触を受けていたのです。

イリュージュのエントランスには、その男の姿がありました。

「今ジュニアが到着しました」

長身で、仕立ての良いスーツを身につけており、ドアマンらに傅かれるようにして店内に向かって言ったのです。

店内では、事務次官と局長と呼ばれる高級官僚らが辰夫と酒を酌み交わしていました。

辰夫は自分の野望の為には様々なパイプを駆使してきていたのです。

腰の引けている局長に、彼は言うのです。

「我々は友人として会っている。上からぶっ潰すようなことはしたくない…させないでくれないか?」

そこに招かれて入っていったのが件の若い男___本郷雫(伊勢谷友介)だったのです。

その頃___渉もイリュージュのエントランスにいました。

彼は掃除屋を使って、彰吾に最もダメージを与える方法を実行しようとしていたのです。

それは、息子の大樹に危害が及ぶこと。

小児病棟のプレイルームで、彼はラジコンを使って遊んでいました。

看護師に促され、石川と別れて病室に戻ると、そこに一人の黒い影が忍び込んだのです。

樋口彰吾の息子である証拠が、そのラジコンでした。

異変に気付いた大樹が電話で「助けて!」と叫ぶと、そのスマホは男に奪い取られてしまいました。

「社長からの伝言だ。息子が苦しんで死んでいくのを生で聞かせてやる」

男は、彰吾を襲った一味のライダーでした。

大樹の首に黒い手袋をした両手がかかる、その時石川が病室に飛び込み、事なきを得ました。

「お前、そこに居たろ!普通じゃない空気、ガンガンに出てんだよ!」

彼はその異質さに気づき、跡をつけてきたのです。

狭い病室の中で格闘し、石川は大樹を守りましたが、男は逃走してしまいました。

午後6時34分。

殺人未遂容疑事件発生___。

彰吾は現場にむけて出動していきました。

沖原はイリュージュの黒服を買収し、黒幕の正体に近づきつつありました。

男(渉)は、クローバーフレンズという人材派遣会社をやっているはず、というのです。

そこに登録した人物から、犯罪の実行犯を手配していたのではないか、と。

「もうこれ以上無理です。指名手配犯なんですよね?アスカが連絡取れないのって、もしかして…」

彼が顔色を変えた、その視線の先には例の男(渉)が逃走に使った車があったのです。

沖原は、イリュージュのビルの中に男がいるのだと直感し、裏口へと走りました。

「何人もの人間を殺した殺人犯が今!この店に来てるかもしれんのや!プライバシーもクソもあるか!それでもカメラみせん言うんやったら、殺人ほう助でぶち込むぞ!」

渉は雫に電話していました。

「話がある」

「急に来られても困るよ、兄さん」

「会長に話を聞いただろ?」

「警察の犬と、本郷家の犬の闘い、楽しみにしてたのに…」

「落とし前を付けたら日本を離れる、しかしどのくらいかかるかわからないから金が必要だ」

「飼い犬が主人に噛みつく気ですか?」

しかし、渉にしていれば、彼自身が追われる原因を作っていたのは全て雫だったのです。

彼は何年にもわたってその尻ぬぐいをしてきたに過ぎません。

渉の居場所を掴んだ沖原は、彼を追って10階の非常階段前に向かいました。

その間に、ひかりに電話を掛けたのです。

「沖原や。今、イリュージュにカチカチ野郎がおる」

「え?」

「樋口とお前も来い。ずっと追っかけてきてたんやろ、三年前の事件の真相を。奴はこの店に誰かに会いに来た。それが誰か判れば、いろいろと真相が見えてくるはずや」

「班長は出動中です。息子さんが襲われそうになったので」

「子供まで?クソッたれが」

「私が行きます!」

「捕まえとくから、聞きたい事聞いたらええ」

「私は、係長を誤解していました」

「…悪徳警官とでも思っとったか?」

茶化すような口調に、ひかりは思わず口元を緩めて「はい、思っていました」と答えました。

沖原もまた、ふっとその瞬間、笑っていたのです。

事件発生から三分後、彰吾らが警察病院に到着し、石川が容疑者を追って病院の外に出ていることを知ったのです。

そこに、ひかりからの電話がかかってきました。

沖原がイリュージュに三年前の真犯人がいるといっていたことを伝えたのです。

「あの野郎、やりやがったな!」

合流するから先に行け、と言って彼は走り始めました。

まずは息子の大樹を襲った男を確保しなければならない、それが今の彼の最大の命題だったのです。

沖原は拳銃を手に、階段を上がっていました。

やっと渉の姿を捉えた、そう思った瞬間、背後から忍び寄る人影によって、彼は昏倒させられてしまったのです。

渉はその隙をついて逃走し、そして沖原が気づいたときには両手両足を拘束され、目の前に一人の男が現れました。

「秘密は、秘密であるうちが一番良いものです。謎が謎でなくなれば、ただのありふれた事実になってしまう」

黒いコートにフード。

沖原にとっては、思い当たりすぎるその姿です。

「知っていますか?人間が、何でできているのか」

彼はナイフを取り出して自らの掌を切り、滴る血を舐めました。

「苦痛さ」

フードをとった彼の表情は吸血鬼のよう。

そして、手に取ったのは鉄アレイ状の鈍器…。
自らの運命を悟った沖原の頭上に、大きく振りかぶったそれが、振り落とされ____。

午後7時02分。
港東署警察官殺人事件、発生。



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【ボイス 110緊急指令室】6話の感想

え、ちょ、まさか!?
な意味の「ぎゃー」という声が喉から出かかったラストシーン。

チコちゃん(違)が内通者だろうなぁ、というのはこれまでの流れで予想していましたが。まさか!

まさかこんな退場の仕方をするなんて!

途中からヤバいフラグが立ちまくっていて、ダメだ!ダメだよー!と声をかけたくなる衝動に駆られていました。

そして、彼以外にも内通者はいるのだ、と匂わせており、これから先もいばらの道がまっているんだろうなぁ、と思うのです。

そして、明らかになった“敵”の正体。

巨大な権力を持ち、それを駆使する本郷ホールディングスと、その経営者一族ら。

彰吾らが追っていた渉はそのコマの一人にすぎず。

実は代表である雫が彰吾の妻・未希(菊池桃子)と、ひかりの父・修二(遠山俊也)を殺したのだと明らかになりました。

…伊勢谷さんだということは、当初からその声や断片的に映った口元などから推察されていましたが。

サイコパスっぷりは渉のそれを明らかに凌駕したレベル。

逝っちゃってて怖すぎです。

そしてある意味ラスボスな辰夫を演じるのが伊武雅刀さん。

彼が出てくるだけで、物語の重みがずしっと変わります。

辰夫の前では、手塚とおるさんが子供に見えるって、不思議だなぁ。

渉自身の表情もくるくる変わって、今回の主役を食ってしまうほどの存在感。

ミルフィーユのように、何層にもわたって構築されている物語の世界がやっと半分くらい見えてきたのかもしれません。

が、しかし。
…沖原の最期は惨すぎる…!

お芝居とはいえ、あの鈍器を振り上げて、振り下ろす…その動作はHPを削られそうです

あんな伊勢谷さん、見たことない。

ただ単に私が見たことなかった、というより、今の彼は凄い進化を遂げているんだろうな、と思わせてくれます。

凄い密度で、見終わって力が抜けてしまう。

半分を過ぎて、これからどんどん加速しそうな予感がします。

それにしても、雫っていう名前のイメージはあの伊勢谷さんには違和感あるなぁ。

きっと、赤ちゃんのころにはかわいかったんだろうな、と想像してしまいました。

そしてあの全裸シーン。
えーっと…ファンサービス?

映画みたいだなぁ、と感じる濃密なシーンでした。

やっぱり、きれいな体をしていますね、彼。



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【ボイス 110緊急指令室】6話の視聴者の声


↑彼は奥田洋平さん。
ひよっこで「ご安全に~!」と有村架純ちゃんたち女工さんの安全管理をしてくれていた人です。
存在感ある芝居を見せてくれる人ですが。
…言われてみれば、確かにウッディに激似だ!
そして彰吾はウッディの中の人(笑)。


↑ええ、もう、ほんとに。
チコちゃん…ああ、チコちゃん!


↑ものすごーくこだわりが強いキャラなんだろうなぁ。
最初からほぼバレバレでしたが…。


↑え、何その整形おばあさんの話って、すごい気になるんですけど!(ネタバレしないためにまだオリジナル未視聴)


↑このエンドロールのテロップの入れ方、ちょっとカッコイイと思ってしまった。


↑彼は養子で、雫は実子なのか。
それにしても手塚とおるさん、怖すぎる。伊勢谷さんの雫とはまた違った意味でじわじわくる。


↑恩なのか、それとも執着なのか。
哀れにすら思う彼の姿ですが、きっと最期は悲しいことになるんだろうなぁ、という予感がします。

まとめ

オリジナルが韓国ドラマなので、強行犯係の刑事たちのラインナップがまさにそんな雰囲気ですね。

ちょっとぽっちゃりでサスペンダーしてる人とか。

一見、警官に見えない人とか。

そんな中で、沖原は昭和の時代の刑事みたいで、ちょっと独特でした。

武骨な彼が美人局に絡めとられてしまったけれど、最後の始末を自分でつけようとしたのはカッコ良かったです。

彰吾には、ぜひ彼の分の仇も、取って欲しい。

あと4話?

どうも、未希は雫の怒りに触れたことによって殺害されたのでは、というところまでが見えてきました。

結末は、どうなることやら…。

※8月24日は24時間テレビの放送ということで、次回は8月31日の放送となります。



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