2019年夏ドラマ

【これは経費で落ちません!】7話のあらすじネタバレと感想!恋人のキスとパンケーキ

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ドラマ「これは経費で落ちません!」第7話が2019年9月6日(金)に放送されました。

天天コーポレーションにはマイスター表彰制度があります。

今年は、ずっと受賞してきたのに頑なに本社に現れなかったはずの、仙台工場・伝説の石鹸マイスターが現れたのです。

しかし、彼は若い女子社員を同伴……それは、会社を巻き込む小さくはない波乱、そして大きな秘密の露見の始まりでした。

ここでは、「これは経費で落ちません!」第7話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【これは経費で落ちません!】7話のあらすじ(ネタバレ)

桃のリップクリーム

大決心でキスを受け入れるつもりが、あまりにも一生懸命な表情だったことから、太陽くん(重岡大毅)を驚かしてしまった森若さん(多部未華子)
頭をポンポン、と撫でられて…。
「ゆっくり行こう!」
優しく微笑む太陽くんは無理強いをすることなく、沙名子(森若さん)を見守ってくれていたのでした。

そして、出勤前。
身支度を整えた森若さんは、姿見の前でくるくると桃のリップクリームを塗って、メイクを仕上げたのです。

天天マイスター?

社内のあちこちに、「天天マイスター授賞式のお知らせ」が掲示されました。

これは、毎年一回、会社に貢献した社員を“マイスター”として表彰するという会社独自の制度です。

今年は営業マイスターとして、本社営業部の山崎さん(桐山漣)が史上最年少で選ばれました。

その異例の抜擢に吉村部長(角田彰浩)も朝っぱらから「快挙だ―――――やまざきぃぃぃ!」とテンション高く大騒ぎ。

「何なんですか?マイスター授賞式って」

経理部からガラス越しにその騒ぎを見ていた麻吹さん(江口のりこ)は首をかしげます。

入社間もない彼女はまだ社内の文化に疎く、森若さんが社内の優秀な社員の表彰制度である、と教えてあげました。

新発田部長(吹越満)は吉村部長のあまりの浮かれっぷりに呆れ顔でしたが。

経理部はそうした華々しさからは無縁の部署なので、勇さん(平山浩行)は淡々と朝吹さんへの製造部の業務を引き継ぎしていました。

数字が合って当たり前、合わなければ責められ、普通に感謝されることも褒められることもない…そんな経理部の仕事、ではありましたが。

以外にも麻吹さんは「経理だって、褒められたり、感謝される仕事はできるはず」と勇さんに反論しました。

「私は経理マイスターを目指します!」

その言葉に、勇さんも「頑張って!」と笑顔を向けました。

ついこの前の対立がウソのようです。

真夕ちゃん(伊藤沙莉)が二人の急接近を指摘すると、新発田部長が「お似合いだと思ったのに~」と茶化し、全員からセクハラ認定されて白い目を向けられる…というシーンもありましたが。

勇さんが珍しく有休で二日続けてお休みするのだということで、それまでに穴を埋められるように、と励む麻吹さんはずいぶんと表情が柔らかくなっていました。

伝説の男がやってくる!

「やば!」

書類を処理していた真夕ちゃんが声を上げて立ち上がりました。

「留田辰彦がきます!」

仙台工場から送られてきた出張申請書にあったその名前は、天天コーポレーションきっての石鹸づくりのマイスターのものでした。

20年、連続受賞し続けているにもかかわらず、一度も表彰式に現れたことのなかった彼が、どういう風邪の吹き回しか、今年は出席する、というのです。

「信じられな~い!まさか、あの伝説の石鹸マイスターを見られる日が来るとは!」

「住谷さんは河童じゃないんですから!」という新発田部長。

「河童は見られないじゃないですか」

麻吹さんは「その方はそんなにビッグネームなんですか?」と問うと、真夕ちゃんがこれまでの経緯を教え、出席もなければ、取材も一切NGだったその激レアっぷりを話して聞かせていました。

しかし、麻吹さんは「開発部のレシピ通りに作る石鹸のどこにマイスター制度の意義があるのか?」と納得できていないようです

「留田さんは、釜炊き製法の担当だから」

勇さんが、天天コーポレーションの石鹸には二種類あるのだと教えてくれました。

昔ながらの釜炊き製法を守り続けている製品と、生産性重視で中和法を用いた大量生産の製品。

「製造部を担当するなら、それくらい覚えといて」

朝吹さんは“Yes,master!”と言うと、勇さんは「その呼び方止めて」とばっさり。

お互いに遠慮のない距離感になったようです。

「すべてが数値化されて、誰もが作れるようになった中和法と、職人の勘が必要な釜炊き製法は違う」と新発田部長が言うのですが。

そうしたあいまいさは麻吹さんのもっとも嫌うところであり、弁護する新発田部長に“ナンセンス!”と噛みつくのです。

「どういうこと?!説明できない感覚って!」

「それがマイスターってことなんですよ!」

真夕ちゃんがさらりとまとめてくれました。

伝説の男がやってきた…?!

これまで一度も表彰式に訪れたことがない留田が訪れる、というので、総務部はこれまた大騒ぎです。

新島部長(モロ師岡)も、噂に聞いていた留田の頑固な職人気質を心配して「くれぐれも失礼のないように!」と檄を飛ばすのでした。

広報の皆瀬さん(片瀬那奈)もこの機に乗じて取材をかけようと画策し、部下に指示を飛ばします。

彼女は不在にする間の指示を広報課員に伝え、社屋を出るのですが。

鳴動したスマホを取り出すと、その画面には“夫”___皆瀬さんは、ふっとため息をつくと、スマホを切りました。

「ねぇ、経理ってここ?!」

鮮やかなピンクの服にショートパンツ、長い髪を緩やかにアップにした若い女性がタピオカミルクティを片手にやってきました。

「そうですが…」

経理部全員がそのあまりの場違い、ミスマッチぶりにぎょっとする中で、戸惑いながら森若さんが答えると、彼女は舌足らずな口調で連れの男を手招きしました。

アロハシャツにハンチング、黒いサングラスに斜め掛けのバッグとカメラ。

そしてやっぱりタピオカのカップを手にした怪しげな初老の男は、ひょうひょうとした風情で経理部の中に入ってきました。

「ここで、領収書と金を交換してもらえるって聞いてきたんだけど!」

「経費、ということでしょうか?」

「そう」

「失礼ですが…どちらさまで?」

「仙台工場のモンだけど」

仙台工場?と勇さんたちが気づき、寄ってきました。

「たっちゃん、テンション上がってお金使いすぎちゃって、なくなっちゃったんだよねぇ!」

連れの若い女性がニコニコして捕捉しました。

「言うなよぉ、アイちゃん!」

けらけらと笑う女性(森田望智)は藤見アイ。

そしてその怪しげな風体の男こそが、伝説のマイスター・留田辰彦(でんでん)その人だったのです。

皆が呆然とする中で手渡されたお食事代の領収書は額面が103,500円!

その時、留田さんの財布からぽろりとカードが落ちたので、森若さんが拾い上げるとピンクのカードにはサクランボのイラストが描いてありました。

「もう!たっちゃん!落としてる!」

あまりに親密な様子に度肝を抜かれ、さらに“たっちゃん”という呼び名…その正体に気付いた経理部の面々に、にやりと笑って釜をかき回すポーズをしてみせる留田さんでしたが。

その様子は、伝説の石鹸マイスターのイメージとはかけ離れたものだったのです。

しかし、森若さんは森若さんでした。

圧倒されそうになる彼にも、領収書の裏書が必要なことなどを伝えると、留田さんは頭を掻いて「良く解らないなぁ…」というのです。

翌日、仙台工場から工場長が来るから、彼に言ってくれ、とも。

そしてさらにもう一枚のレシートを出してきたのです。

それは話題のパンケーキの店のものでした。

アイと二人で食べたそれも、経費で…という二人に、森若さんはクラクラしていたのでした。

森若さんのくちびる

終業後のロッカールームでは留田とアイのことで真夕と希梨香(松井愛莉)の二人がうわさ話をしていましたが。

森若さんは我関せず、着替えて身繕いをしていると、真夕ちゃんに言われてしまいました。

「森若さん最近よく塗ってますね、リップ!」

それは天天コーポレーションの人気商品である桃のリップクリームでした。

麻吹さんも希梨香も、もちろん真夕も持ち歩く人気ぶりでしたが。

同じオーガニックのシリーズでハンドクリームも愛用しているという麻吹さんでしたが、桃の石鹸は今一つだった、と述べました。

自社製品ユーザーの真夕もそれは体感しており、さらに希梨香も口コミで同様の感想があったことを教えてくれたのです。

モニターの反応も良く、販売開始直後はとても好評だったはずなのに、と疑問が湧いてきます。

桃石鹸の製造責任者は留田さんだったはず。

何か、秘密があるのか…と森若さんの頭の中で“ウサギ”が動き出したのです

距離が近い女、出現!

みなとみらい地区で待ち合わせた太陽くんと森若さん。

傍にあったバイクのバックミラーでリップを塗りなおしているところを見られてしまった彼女でしたが。

手をつないで歩けるような雰囲気にもなり、太陽は満面の笑顔でした。

しかし、そこに一人の若い女性が現れたのです。

「太陽くん?」

突然声をかけてきたその女性は、親しげな様子で太陽の手を取りました。

「凄い偶然!いつぶり?!」

それは、太陽の大学の後輩で荒井樹菜という可愛い人でした。

とっさのことに固まって二人を見つめていた森若さんに、樹菜は「…彼女?」と問うと、太陽は「そう!」と肯定。

じゃあ、と離れようとする太陽くんの腕を、樹菜は放そうとせず。

「太陽くんてさぁ、今何してるの?」

「営業!天天コーポレーションの」

はしゃぐ様子、そして二人のあまりの距離の近さに森若さんがフリーズしていると、やっと気づいたように樹菜が言いました。

「ごめんなさーい!デート中に…」

しかしながら、樹菜はスキンシップと言わんばかりの積極性を発揮しまくり「会えて超嬉しかった~!」と言って去って行ったのです。

「ごめんなさい…、なんか…」

太陽くんがぺこりと森若さんを振り返って謝ると、森若さんは無表情で呟きました。

「カノジョさん」

「いえ!ほんっとにただの後輩です」

「カノジョさん…だったんですね、私」

「そこ?!」

目を見開いた太陽くん。

「いや、…カノジョ、ですよね?…てことは、メールとかしますよね、普通?」

沈黙の森若さんに「すみません!調子乗りました!」と言う太陽くんでしたが。

「仕事中はダメですよ」とだけ言った森若さんに、太陽くん、満面の笑顔でした。

そして、手を差し出す森若さん。

ようやく、お付き合いし始めたことを実感して顔が緩む二人でした。

タイガーの突っ込み

相変わらずリップをぬりぬりしている森若さんに、麻吹さんが問題提起しました。

桃石鹸の品質の低下がユーザーの声にも上がっている以上、軽視すべきではない、というのです。

しかしながら、それは経理の仕事ではない、という森若さんに、麻吹さんはデータを示しました。

そのやりとりに、真夕も長年天天石鹸のユーザーだった母が違和感を感じていると言っていた、と話します。

しかもしれが「プレミアム石鹸」という職人・留田の代表作でした。

「まずは、経理的に不審な点が無いか、チェックしてみました…その結果…アテンションプリーズ!」

新発田部長と真夕を呼び寄せて、麻吹さんが見せてくれたデータには、明らかな変化があったのです。

仙台工場の経費が、三か月前からぴょん、と跳ね上がっていました。

材料費・光熱費・雑費がそれぞれ5%上昇。

桃石鹸の評判が落ち始めたことと、この変化はなにかリンクするのでは、と彼女は言うのです。

しかし、その推移に森若さんは異議を唱えました。

なぜなら、プレミアム石鹸は完成までに三か月を要するのです。

ということは、この経費が上がり始めるより前に、何かがあったのではないか、と考える方が自然です。

そこに、一人の男性が訪れました。

仙台工場の工場長、住谷さん(小松和重)でした。

新発田部長は思わず「飛んで火にいる夏の虫」と呟いてしまうのでした。

実直な工場長

住谷さんは前日の留田さんの領収書の件で経理部に立ち寄ったのです。

「あの人、生粋の職人でこういうのからっきしで…___高っっ!?」

10万円越えの食事代に目をむいて驚いていた住谷に、麻吹さんは容赦なく質問を浴びせました。

「早速ですが!住谷ファクトリーマネージャー!」

まずは、留田さんの出張申請書にあった藤見アイとは何者か?!ということ。

住谷さんが言うには、アイは三か月前にアルバイトから正社員に抜擢された女の子で、留田さんのお気に入りでした。

本来は表彰式に一人だけ呼べる同行者は家族、奥さんを連れてくるものだと話しても、留田さんはアイを強く推していたのですが、まさか本当に連れてきているとは、と住谷さんも驚いていました。

しかし、早々に話を切り上げた住谷は、研究室に向かいました。

「研究室にどのようなご用件ですか?」

びくっとなる住田さん。

「仙台工場の経費が三か月前から5%増えていることと関係が?!」

うろたえ過ぎる彼は自白しているようなものでした。

「もうすぐオーガニックシリーズの第二段が発売で、留田さんも試行錯誤してるみたいで…」

露骨に怪しい彼を調べるために、森若さんが代表として尾行するものの、あっさりとバレてしまい…森若さんと研究員の美月(韓英恵)は驚くべき話を聞くことになるのです。

本来は入浴剤を担当している美月に、住谷さんは直接品質検査を依頼しました。

桃石鹸と、プレミアム…留田が扱っている製品です。

「森若の口の堅さは、私が保証します」

美月の言葉に、住谷さんは抱えている秘密を話し始めました。

彼の思い

「留田さんが担当している石鹸の質が低下している、と感じたからです」

それはマーケティングの結果ではなく、彼自身の体感でした。

もともと肌が弱かった彼は質の悪い石鹸でかぶれてしまうという経験を重ねていたのですが、留田の作るプレミアムだけは大丈夫だった、と言います。

しかし、その石鹸でも肌が荒れるようになり、違和感があって、試しに昨年製造された在庫を使ってみたら、それは大丈夫だったのだ、というのです。

美月も分析結果を見て「誤差の範囲だけど、良くなかった」と教えてくれました。

その、何某かの変化と、3か月前から経費が増えたことの関係性を森若さんが尋ねると、それは意外なことに結び付きました。

「廃棄が増えたんです」

三か月前から急に、色や形状が悪くて廃棄する製品が増えたのだと。

そのネックになっているのが藤見アイだと住谷は言いました。

アイが入ってきた半年前から急に留田は半休を頻繁にとるようになり、正社員になった三か月前から廃棄が増えた…しかも、アイを推したのは留田だったのです。

取り立てて優秀とはいいがたいアイでしたが、留田がそんなことを言うのは初めてだったので、その“何か”にかけたのだという住谷さん。

アイを正社員にしてからは半休はとらなくなったものの、親密さを増し、終業後にも二人で出歩いているのだという様子に、住谷さんは複雑な気持ちを抱えていたのでした。

留田さんは以前娘を幼くして亡くしていました。

だから、娘や孫をねこっ可愛がりしているような感じなのでは、というのですが。

仕事に支障が出てきている以上、アイを別の工場に異動させることを考えていたのですが、留田さんは「そんなことをしたら、自分も辞める!」と言ってきかなかったのだと。

しかし、品質検査の結果を見て、住谷さんは決意しました。

放置はできない、とはっきりしたからです。

住谷さんは美月や森若さん、そしていつの間にか話に加わっていた麻吹さんや美夕にオーガニックシリーズの次回作、桜の石鹸を配って、去っていきました。

「評判もよくて、これで、目を覚ましてくれたらいいんですけど…」

桃と桜

その夜、さっそくその桜の石鹸を使い、香りや荒井上がりに満足していた森若さん。

スマホに太陽くんからのメッセージが入りました。

「明日、日帰り出張で五時起き…」

「早く寝てください」

「モーニングコールくれたりします?」

「私が起きられたら」

やったぁー!とイラストのスタンプが飛んでくると、森若さんも思わず笑顔になります。

04:59にアラームをセットした森若さんは、その画面を見つめてニヤニヤ。

___なんか、幸せ。

そして翌朝、出勤すると真夕や麻吹さんも桜石鹸を絶賛していました。

真夕はその香りがとても気に入って、デスクの上に桜石鹸を飾っていました。

「アロマ効果がありそうですよね!」

口うるさい麻吹さんも微笑ませる威力がそこにはありました。

そこに来たのは、留田さんとアイです。

領収書の処理について聞いてきたのですが、住谷さんがまだ処理をしていないのでお金が降り出せないと言うと渋面を作った留田さんでしたが。

「あたしが貸してあげる!利子付けて返してよ!」

アイとのじゃれるようなやり取りが展開するのを生温かい気持ちでみてしまう経理部の面々。

真夕がトレイに載せたせっけんを留田さんに見せて「これめっちゃいいですね!」というと、彼は「あ?桃か?」と答えました。

「あっはははは、めっちゃウケるんですけど~!辰ちゃんせっかくボケたのにだれもつっこんでくんないって!いや、桜だわ!めっちゃピンクでぷんぷんしてるし」

きゃはははは!という嬌声に苦笑する経理部の面々と、そして留田。

ふっとアイが森若さんの唇を見て言いました。

「それ、桃のリップクリーム?私も使ってる~」

「え?どうして?」

しかし、アイはそれには答えず、パンケーキのお店の予約時間に遅れる!とバタバタとまるで留田さんを引きずるように去って行ったのでした。

新横浜のカフェで見たもの

その日見聞きしてきたことが森若さんの頭の中をぐるぐる…次第にそれはウサギの型に見えてきました。

そして、いつものバス停にいると、太陽くんからメッセージが。

彼は新幹線で日帰り出張から戻ってくる途中のようです。

「新横浜に迎えに来てくれたりします?」

快諾した森若さんに、太陽くんは新横浜駅前のウィートというカフェを指定しました。

今か今か、とニヤニヤが止まらないままに太陽くんを待っていた森若さんでしたが。

ガラスを鏡代わりにリップクリームを塗って、何となく見ていた外の風景に、見知った顔を発見してしまいました。

それは、有休をとっていたはずの勇さん。

そしてただならぬ雰囲気のもう一人が…なんと広報課の皆瀬さんだったのです。

「勇さん?」

次の瞬間、森若さんはフリーズしました。

なんと、勇さんは皆瀬さんにキスをしたのです。

ヤバい!と思った時には既に遅く。

森若さんは二人に見つかってしまいました。

脱兎のごとくその場を去った彼女は、せっかく駅に着いたばかりの太陽くんと会えないままに部屋に戻ってしまったのでした。

混乱、そして…

着替えもせずベッドに突っ伏していた森若さんでしたが。

太陽くんが「来ちゃった!」と部屋まで押しかけてきました。

「引いてます?…ごめんなさい、なんか、心配で」

テーブルの上には沢山のお土産が並んでいます。

森若さんは彼のためにお茶を入れました。

留田さんの話をすると、山崎さんも同じようなことを話してくれた、というのです。

営業のコツを盗みたくて、話を聞いたら、“感じるっていうか、今押せ!とか、ここは引け、とかオーラっていうか…”などと語ってくれた、と。

森若さんの様子を心配した太陽くん。

「やっぱり何かあったでしょ?…言いたくなければ、言わなくても大丈夫」

そんな彼に、森若さんは言ったのです。

「凄く尊敬してて、信じていた人の、そうじゃない部分を見てしまった時、どうする?」

太陽くんは、言葉を選びながら答えました。

「ものに寄るけど、基本、嬉しいかな…」

「嬉しい?」

「この人も、人間だったんだなぁ、って」

尊敬している人=凄い人=感動した、幸せにしてもらった…。

「それって、なくならないじゃないですか!ずっと大事で、ずっと残るんじゃないですか?」

何があっても、変わらない。

「そういう話じゃ、なかったですか?」

じっと言葉をかみしめるように聴いていた森若さんは___言ったのです。

「今、凄く、好きだなっと思いました。私、あなたのことが!」

太陽くんは「ちょっと待って!!!うわぁーーーーー!えぇっ?」と叫び、立ち上がって後ずさりました。

「急にぶっこまないで!爆弾!」

「爆弾?!」

「うん!俺だって…すっげぇ好きです」

「ありがとう!」

森若さんのすぐそばに膝をついて顔を寄せる太陽くんに、しかし森若さんは…!

「待って!」

「すいません!」

「違うの」

森若さんは、鏡を見てリップクリームを塗りなおし、太陽くんに向き合ったのです。

「お待たせしました!」

その様子に崩れ落ちた太陽くんは腹筋がちぎれそうになるのを堪えるように床をのたうち回り、しかし森若さんの前に立ち上がると言い放ちました。

「可愛すぎる!殺す気か⁈」

唇をつんと突き出す森若さんに、太陽くんは応え、かくして、恋人らしいキスはやっとのことで成立したのでした。

表彰式の朝

半ば夢心地で出勤した森若さんでしたが、経理部のドアの前で勇さんとエンカウントしてしまいました。

「おはよう、ちょっと、良いかな?」

階段で話し始めた勇さん。

「昨日のことだけど」

「勇さん、私、勇さんのこと、とても尊敬しています。何があってもずっと変わりません。ご存知かと思いますが、私はおしゃべりが苦手です。噂話にも興味がありません。…仕事に戻りましょう」

そう、この日は授賞式だったのです。

「ありがとう」

立ち尽くす勇さんでしたが、その表情はほっとしているように見えました。

ホールでは授賞式の準備が着々と進んでいました。

そんな中で、住谷さんが件の領収書を持ってやってきたのです。

10万円越えの領収書には、接待したと思われる取引先、協力会社などの担当者の名前がびっしりと書かれていました。

住谷さん自身も、本来は会食が苦手な留田さんがこれだけの人を集めるのは普通ではない、と感じていました。

アイに確認を取ろうにも、友達と待ち合わせしてるのだと、早々にでかけてしまったのだといいます。

留田さんらしからぬその行いに、住谷さんは一方的にアイのことを悪く思う傾向にありました。

「社員にするんじゃなかった…」

森若さんは、思うところがあり、その件を預からせて欲しい、と申し出たのです。

真相

森若さんは、授賞式の前に留田さんを呼び出しました。

そして、彼に本当のことを教えて欲しい、と言ったのです。

彼女はウサギを追いました。

その結果、とある事実に行き当たったのです。

半年前から彼が半休を取っていた記録と、財布からこぼれるように落ちた診察券。

仙台に住むはずの彼がどうして山形の病院の診察券を持っていたのか。

そしてその休みの日と、病院の情報を照らし合わせると、彼が“高齢者外来”に通っていたことを突き止めたのです。

それが三か月前からぴたりとやんだのです。

アイが社員になったことと関係があるのか?と問われ、留田さんは答えました。

「凄いな!あんた…」

___聞こえなくなっちまったんだよ、石鹸の“声”。

40年前、彼もアイと同様にアルバイトからこの仕事を始めたのでした。

そんなある日。

作業場に入ると、材料を拡販しているその様子に、言葉にはうまくできないけれど、何か違う、と気付いたのです。

そこに居たのは後に彼の師匠となる来島さん。

気になって、そのことを告げたら、彼はとても喜んだ、というのです。

留田さんはその日から石鹸を作り始めました。

来島さんが「あいつは石鹸の天才だから」と推薦してくれて社員になり、毎日仕事中も、その後も、石鹸について熱く教えてくれたのだといいます。

たいていは、「飯でつられた」というその講義から、40年。

石鹸一筋でやってきたのに、歳を重ねて、衰えて、急にその石鹸の声が聞えなくなった。

目も鼻も、皆衰えた。

それで病院にかかってもみたけれど、解決策はなく、彼は必死で石鹸づくりにしがみついたのです。

後継者を育てようにも、思うようにいかず悩むばかりだった頃、作業場にアイが現れました。

「あれ?なんか…今日いつもと違くない?」

…留田さんは、その時思ったのです。

今の自分は、あの時の来島さんと同じ顔をしているに違いない、と。

「それが三か月前だったんですね?」

ちょうど、桜シリーズを作り始めたころだったのです。

「じゃあ、落ちてしまった石鹸の品質がまた上がったのは…」

「アイちゃんのおかげだ!」

それで病院通いをきっぱりやめて、アイに教えられることをすべて伝えるのだ、と決意したら___「子供みたいに、明日が来るのが楽しみでよ!」___彼は、満面の笑顔でそう言ったのです。

それで、アイに対しても、来島さんがしていたように、おいしいものを食べさせ、石鹸づくりの極意を教えていたのです。

跳ね上がった5%分の経費は、彼がこっそりアイに練習させ、廃棄していた結果でした。

森若さんは、住谷さんが留田さんとアイの関係を誤解している、と留田さんに教えました。

そして裏にびっしりと取引先の名前があった件の食事会の領収書でしたが。

どうしてもその人たちに、自分の後継者であるアイを紹介したかった、と留田さんというのです。

森若さんは、住谷さんに誤解を解くよう、留田さんを説得しました。

このままではアイは違う工場に行かされてしまう、というのです。

診察券のこと、そして桃と桜の石鹸を間違えた時、彼女は留田のことを懸命に庇ってくれていたのです。

もし住谷が本当にアイをとばしてしまったら、天天コーポレーションのプレミアム石鹸の品質は保てなくなる、という危機感を、森若さんは訴えました。

この領収書は、留田さんがこれまでに築いてきた信頼の証だと、彼女は言いました。

その裏書にある、20数名の名前。

彼らは留田さんに会うために、わざわざ集まってくれたのでした。

そして、留田さんが作った石鹸のユーザーは40年間でのべ5250万人。

肌荒れの心配のないそのプレミアム石鹸。

その安心と信頼は、ずっと大事で、ずっと残ります、と留田さんを説得したのです。

アイの決意

表彰式が始まると、その会場のいちばん後ろにアイが立っていました。

森若さんは、なぜ桃のリップクリームを言い当てたのか、と尋ねると、アイは笑いました。

「キモイでしょ?私、犬並みなの」

その嗅覚の鋭敏さは、まさに留田さんが求めていた石鹸づくりの才能の一つです。

彼女は、会場の中にいた一人の女性を指さして森若さんに言いました。

「たっちゃんの奥さん。たっちゃんに内緒で読んじゃった!」

同行者は一人なので、奥さんを呼ぶ交通費はアイが自腹を切った、というのです。

留田さんのスピーチが始まりました。

妻の存在、そしてアイに気付いた彼は、原稿をしまって話し始めました。

その心境を切々と話し始めると、会場がしん、と静まり返り、皆が耳を傾けていました。

留田さんは、石鹸が作れなくなることと、それによって周囲から用なしと思われることを危惧していました。

「それが怖かった。でも間違いだ、そんなプライド」

そして、彼はマイスターを辞退すると言い出したのです。

アイを未来の石鹸マイスターとして紹介し、一人前に仕込んで見せる、とも宣言しました。

「待っててね!いつか、私が一人前の石鹸マイスターになって、連れてくるから…彼のこと____同行者として!」

留田さんとアイの目は潤み、赤くなっていました。

森若さんは、ここでアイに囁きます。

留田さんの奥さんの交通費は同行者として申請しなおすことで経費で落とせる、と。

そしてアイの分は、引き継ぎ業務のための出張として切り替えられる、というのです。

「マジで?」
「はい、これは、経費で落ちます!」

まさに森若さんの面目躍如といったところでした。

ほっとしたのもつかの間。

湧き上がる会場から、太陽がすっと抜け出していきました。

気になって追いかけた森若さんが見たものは…社屋の玄関の外で、太陽に抱き着く樹菜の姿…!



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【これは経費で落ちません!】7話の感想

森若さんと太陽くんの恋がととと!っと進んで、素敵な関係になってきたか!やっとか!と思った今回。

リップぬりぬりする森若さんと、喜びに床をのたうちまわる太陽くん。

今回、思わぬ爆弾が二つ、彼らの世界に放り込まれました。

一つは、勇さんと皆瀬さんのこと。

思わず「えっ?!」と声が出てしまいましたが、長身の二人、これまで全くその可能性を考えていなかったので、ただただ衝撃でした。

とても意味深なキスを見てしまった森若さんは、しかし誰にも言わない、と勇さんに誓います。

また、もう一つは、さらに大きな爆弾でした。

筧美和子さん演じる樹菜はナチュラルにぐいぐいくる女の子。

森若さんにとってはおそらく苦手なタイプと思われます。

それにしても最後の抱擁シーンは、一体何を意味するのか?!

しかも会社の目の前だぞ太陽くん!

ダメじゃん…と思ってしまう。

しかし、筧美和子さんは、前クール、同じ枠だった「ミストレス」でも水野美紀さんを翻弄するある意味“魔性の女”を演じていました。

そういう属性なのかなぁ…?!

次回、太陽くんの弁明を待ちたいと思います。

さて、私的には最後のアイと森若さんの会話がとてもカッコ良かったな、と思いました。

チャラッとしていても、筋を通してきちんと仕事を覚えようと努力するアイと、それに報いて経費のやりくりの知恵を授け、手助けしようとする森若さん。

経理マイスターとしては、無冠ではあるけれど、女王の貫録です。



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【これは経費で落ちません!】7話の視聴者の声


↑でも凄い衝撃だったと思うの。


↑もうね、中高生のようなピュアっピュアなところが素敵!


↑森若さんの真顔とキュンキュンな所のギャップが素敵。


↑ええ、もう、凄いですよ…心臓とまるかと思うもの(笑)。


↑そのおっちゃんの生きざまを継承しようとするアイちゃん。
実はとても男前なのかもしれません。


↑素晴らしい名シーンだと思います。ええ、もう、全てが…。


↑いつか、原作読もう、と思っています。
それにしても、名は体を表すとおりの太陽くんの光属性(笑)。
彼以外にこんな素敵な太陽くんは作れないよ!

まとめ

さて、今回出てきたゲストキャラの中で、お勧めと、超お勧め、なお二人を紹介しましょう。

まず、お勧めはアイ(森田望智)。

今凄い話題の「全裸監督」では黒木香を演じ、また、ドラマ「Iターン」ではクラブホステスの綺麗なお姉さんを演じています

お芝居のチャンネルが、他の人と微妙にズレているような感じが、シーンごとに馴染みながら、ひっかき傷のような違和感を残しながら、物語の中を生きている、そんな感じ。

ほんっと、綺麗な人だなぁ、と思って見ていました。

さて、もう一人。

小松和重さん。

NHKをお好きな方ならきっとよくご存じのはず。

「おんな城主直虎」で幼い頃から直虎を見守り続けた僧・昊天さんを演じていらっしゃいました。

彼も、一つ一つの役が全く変わるある意味凄いカメレオン俳優です。

映画「日本のいちばん長い日」では日本家屋の中で生まれ育った人の美しい所作を見せてくれた、と思っています

いろんな引き出しがあるので、住谷のような普通の人を演じてくれるの、ちょっと嬉しいですね。

さて、次回はなにやら天天コーポレーションの社内でアウトソーシングをやろうとする後継者が現れるのだとか。

経理舐めんなよ?
なんでも外に出せばいいってもんじゃないんだぜ!

と思ってしまいましたね。

どっちに転ぶかも含めて、次回がとっても楽しみです。



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