2019年夏ドラマ

【これは経費で落ちません!】6話のあらすじネタバレと感想!面倒な女がやってきた!

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ドラマ「これは経費で落ちません!」第6話が2019年8月30日(金)に放送されました。

経理部に配属されたシャープなお姉さん、麻吹美華(江口のりこ)が天天コーポレーションに大嵐を巻き起こしました。

白と黒をはっきりさせないと気が済まないバトル体質の彼女は会社の女子社員の殆どを敵に回す勢いで”ウサギ”を追い始めたのです。

ここでは、「これは経費で落ちません!」第6話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【これは経費で落ちません!】6話のあらすじ(ネタバレ)

強烈な個性

初っ端の自己紹介からして凄い迫力だった麻吹美華(江口のりこ)。

「アサブキは、さわやかに風が吹き抜ける麻の布、ミカは美しく華やか、と書きます!」

強烈な英語交じりのその会話に押されてしまった経理部の面々。

特技は乗馬とカリグラフィー。

好きな言葉は

 Fairaness:平等
 Compliance:法令順守
 Win-Win:相互利益

という麻吹は「仕事に於いて、人生において、常に正しくありたいと思っています」と言い放ち、真夕ちゃん(伊藤沙莉)だけでなく、森若さん(多部未華子)までもぽかーんとさせるパワーの持ち主でした。

新発田部長(吹越満)も勇さん(平山浩行)も、フリーズするその存在感…経理部に入室後数分で…ガラス越しに総務部や営業部の女子たちの噂の的になっていました。

そんな彼女らが麻吹さんと比較していたのが、秘書課の有本マリナ(ベッキー)でした。

マリナもまた、麻吹さんとは対極の意味で強烈なキャラの持ち主だったのです。

現状を打破せよ?!

天天コーポレーションの事務処理は最新のシステムを導入しているわけではありません。

そして選択制ではありますが、女子社員が制服を着ています。

旧態依然とした社風があることも確かです。

が、しかし、それできちんとフローが作られているところで、森若さんや真夕ちゃんは滞りなく仕事をしていました。

しかし、その一つ一つに対して、麻吹さんは「なぜ?」「どうして?」「それはおかしいですね!」「フェアではありません!」と喰らいついてきます。

印鑑を作ったら、レスペーパー化が進む世の中で、なぜシステム上の処理と紙の書類を同時に作って流すのか!?というところから噛みついてくるのです。

「なぜプリントアウトするの?システムだけで処理できるものを!無駄じゃないですかっ?!」

あまりの面倒くささに、とうとう勇さんは耳栓を突っ込んで無視、新発田部長も唸り声をあげてしまいました。

「決まりなので!」という森若さんに、麻吹さんは目をむいて言いました。

「森若さん!あなたは決まりなら無条件に従うの?ここは昭和?時が止まってるの?!」

「時は止まっていません!ここも令和です!」

その二人のやり取りにとうとう勇さんがブチ切れて叫びました。

「ボス!うるさいから止めてください!」

「えーーーー…」

と新発田部長も及び腰でしたが、乱戦状態になりつつあるので割って入りました。

天天コーポレーションがレスペーパーに移行市内のには訳があったのです。

取引先には地方の小さな旅館があり、そうしたところはそもそもインターネットが使えない環境だったりするので、今でも紙の書類でやり取りをして、営業さんが現金で入金してもらうケースもあるのです。

また、その書類を提出してもらう時に、経理部員が社員たちの顔や様子を見て、数字に表れない情報を読み取るためだ、というと麻吹さんはさらに「意味が解りません」と畳みかけます。

「そのうち解っていただけるかと」

森若さんがとりなそうにも、麻吹さんは立ち上がって叫ぶように言うのです。

「納得いきません!不合理なことは改革していかないと!」

「改革は、経理部の仕事ではありませんので!」

バチバチと二人の間に火花が散ったところに入ってきたのが山田太陽くん(重岡大毅)です。

「もっりわっかさーん♡」

そのピッカピカの笑顔に、真夕ちゃんは「山田太陽…ナイスKY!」とほっとしたのですが。

森若さんは違う意味でテンションが上がってしまいました。

書類の受け渡しで触れた指先に…つい先日、公園で泣いてしまった彼女の手を握って、太陽くんが「放っておけないです…」と言ってくれた時のことが蘇ってきたのです。

思わず取り落としてしまったその書類を麻吹さんが拾い上げてくれました。

「私にやらせてください。実践あるのみです!」

太陽くんは噂を聞いていたのか、「営業部の山田太陽です!」と自己紹介して、付け足すように「え、めっちゃ美人!」と呟くと、麻吹さんもまんざらではないのか「たまに、言われます」と少し穏やかになりました。

しかし、その中に明らかにおかしい伝票が入っていると、森若さんが「これは…」と言うより先に麻吹さんが叫んだのです。

「経費で落ちません!」

面倒くさい女×2

麻吹さんが納得しようがしまいが、会社の仕事のやり方は一朝一夕には変わりません。

森若さんがチェックしながらその日の仕事は流れ、書類にハンコを押すことも、不承不承ながらやるようになってきたのですが。

彼女が目を止めたのは、外周りのお使いから帰ってきた真夕が手にしていたコーヒーのカップでした。

その時、秘書室の有本マリナから呼び出しがあり、森若さんがご指名を受けたのですが。

必要になるだろうから、と麻吹さんを同行するように、と新発田部長が指示を出したのです。

秘書室に行くと、マリナはにこやかに笑って森若さんたちを迎え入れましたが、麻吹さんは、ここでもすべてのことに疑問を抱いてしまうようで、森若さんは落ち着きません。

マリナを始めとする秘書室の用事は“特別枠”として、まさに特別扱いを許されていたのです。

他の社員らは自分で経理部に持ってくるはずの書類を、ここだけは経理部からわざわざ取りに伺う、というのが慣例になっていたのです。

テーブルに山のように積まれたお中元も「好きなのを持って行って!たまっちゃって…」とまるで自分のもののように言うマリナ。

森若さんは、その上に置いてあった「みかど旅館」という熨斗がまかれた箱を手に取りました。

見覚えのない名前だったからです。

「凄いわねぇ!森若さん、あなた取引先の名前全部覚えてるの?!」

大げさに驚いてみせるマリナは、青いインクの万年筆で書類にサインをして、それを森若さんによこしました。

「お願いねー!」

「お預かりします」

それはいつもの和やかなやり取りだったのですが、そこに麻吹さんが爆弾を投下しました。

「何故ですか?」

森若さんとマリナは同時に「「え?」」と声を発していました。

「経理処理が必要な書類は皆さんご自分で経理部に持ってくるのだと伺いましたが!」

「それについては、後で…」

止めようとする森若さんと、ぷっと笑いだすマリナ。

「今日からですもんねぇ!教育が行き届いていなくても仕方ないわ。私ねぇ、忙しいの~!」

「忙しいのは皆さん同じだと」

森若さんは割って入り、「失礼します!」と会話を強制終了させて秘書室を辞しました。

「覚えておくわ!」

そう言って見送るマリナに、「光栄です」という麻吹さん。

二人の間にはバチバチと静電気のようなものが飛び交っていました。

エレベーターを降りた森若さんは、麻吹さんに言いました。

「事前に教えていなかったことはすみません。でも、発言のTPOは弁えてください」

「特例に理由があれば、何の問題もない正当な質問だったと思うけど!」

「正当な理由はありません。単に、有本さんのワガママです」

森若さんはきっぱりと言い切ったのです。

いわく、そのワガママを是正せず、認める方がイーブンになるから、と。

過去、マリナには何度も注意をしていたのですが、彼女はグダグダと言い訳を並べたり、尾ひれの付いたクレームを上層部に挙げられたり、と面倒が加速していたのだというのです。

取りに行った方が早くて楽だから、というのが経理部の共通見解になっていたのでした。

それはゴネ得であって、イーブンではない、間違ってませんか?と麻吹は言うのです。

「残念です。今朝初めて会った時、なぜか思ったんです。あなたは同志だって。私の見込み違いだったようです」

そう言って経理部のドアを開けて入っていく彼女を森若さんは呆然と見送ってしまうのでした。

愚痴を、こぼす

その日の夕方、疲れ果てて会社を出ようとしたところに、後ろから声がかかりました。

「沙名子さん…あ、いえ、森若さん!」

振り返ると、太陽くんが満面の笑顔で駆け寄ってきました。

「お腹すいてません?」

彼は「30分で帰れます!」と言って、森若さんを中華街に連れて行きました。

目的は蒸かしたての肉まんです。

美味しいものを目の前にして、疲れていた森若さんはふっと気が緩んだのかもしれません。

「勝手に同志に思われて、勝手に残念て言われても…」

「ですよね!」

「間違ってるって言われたら、それはそうかもしれないけど」

「うーん」

…悩んでいる森若さんの横で、太陽くんは思わずくすっと笑っていまいました。

「すみません、なんか、嬉しくなっちゃって」

太陽くんは、森若さんが少しずつ心を開いてくれているのが嬉しかったのです。

二人で食べている肉まんが、距離を縮めてくれていたのかもしれません。

海辺の公園を二人で歩いているとき、太陽くんは言いました。

「麻吹さんて、以外と良い人じゃないかと思うんですよね」

それは“勘”で、めっちゃ当たるから、というのです。

森若さんに関しても、仕事はクールだけど、素顔はとてもかわいい人だ、という彼に、森若さんは「可愛くないです…」と返してしまいました。

距離が近づいた…あ、キスするのかな?と思った瞬間、森若さんはつい思い出してしまったのです___。

(さっき、肉まん食べた…!)

「え、ちょっと!ちょっと…なんで?」

背後に太陽くんの声が聞えたのですが…森若さんは走ってその場を離れてしまいました。

(なにこれ、ドラマみたい!)

その夜、森若さんは眠れずに羊を数え続けたあげく、盛大に寝坊、大遅刻してしまったのです。

やってしまった…!

その朝、会社からの不在着信が12回、そして真夕ちゃんからも5回…申し訳なさでいっぱいの森若さんは会社に駆け込みました。

制服に着替えて経理部に飛び込むと、いつもは穏やかな勇さんが麻吹さんに怒鳴っているというシーンに出くわしました。

「だから!慣例なんだって!」

「間違いを放置しておく理由にはなりませんよね!」

「問題起きたことないから!今まで一度も!」

森若さんが入ってきたこと、遅刻してきたことにも誰も触れないまま、二人の白熱したバトルが展開していたのです。

勇さんがめっちゃ怒っていて、新発田部長はお地蔵さんのように存在を消している始末です。

真夕ちゃん曰く…製造部と営業部で稟議書の項目に違いがあることについて二人がバトっちゃって…その前に、真夕ちゃんがいつも外回り営業の時に買ってくるコーヒーも「要はサボりってことでしょ?」と言われて上手く反論しなかった真夕ちゃんにも、勇さんは怒っていたのだと…。

事態は混迷の度合いを深める一方で…しかし、そんな中で着席した森若さんのデスクのモニターに、ピンクの付箋が貼られていました。

マリナからです。

「メールを誤送信してしまいました。すぐに消してください。メールの内容は決して見ないでください。総務部秘書課 有本マリナ」

そう言われたら、素直にそうするのが森若さんの流儀です。

真夕ちゃんに尋ねると、珍しく本人が訪れて経理処理を依頼したのだとか。

温泉旅館に化粧水などのアメニティの製品を一年分まとめて購入していただいた際のお金を現金で持ってきたのだというのです。

その相手が、森若さんがもらってきたお中元の「みかど旅館」だったのです。

森若さんが遅刻した時間に真夕ちゃんが開けた箱の中には、丁寧な手書きの送り状が入っていたのです。

「特別枠」の余波

その様子を見ていて、麻吹さんがまたまた疑問を投げかけました。

なぜ、秘書課のマリナがお客さんからの売り上げを、直接現金で持ってくるのか?と。

「特別枠だからです!」

そういうものだ、と説明しても麻吹さんは納得はせず「一体何なんですか?!」と噛みつくばかりです。

そこで新発田部長が声を発しました。

「特別枠は、社長案件だからですね。いわゆる“義理”っていうやつです」

社長が恩を感じている相手には、採算度外視の取引を続けている場合もある、というと、そこにまた噛みつくのです。

「採算度外視?」

50万円の取引のために、社長自らが30万円の出張費をかけてその旅館に宿泊する、という例を挙げると、麻吹さんは心底呆れたという表情を浮かべて吐き捨てるように言いました。

「信じられない!今どきそんな鶴の恩返しのようなことをする会社があるなんて!」

時代の流れに逆行するような慣習は改革すべき!と気炎を吐いている麻吹さんですが、そんなやり取りに今度は勇さんがガチギレして机をバンと叩き、怒鳴りました。

「わかんない人だなぁ!改革は俺たちの仕事じゃないんだよ!」

「改革の権利は全社員にあると思いますが!」

「だからっ!」

とりなす新発田部長の声もむなしく、勇さんは部屋を出ていってしまったのです。

それは、恋?

営業部では太陽が仕事に集中できずにため息をついていました。

焦りすぎたかな、と前夜のことを思い返していたのです。

そして昼休み…森若さんは相談相手の同期である美月(韓英恵)にキスから逃げてしまったのだと吐露しました。

「自分でも、気づいたら走ってた」

…これまでは、ちょっとくらい嫌なことがあっても一人できちんと処理できていたのに、今の自分はそうじゃない…愚痴るし、遅刻するし、一人でいると寂しい、なんか不安…。

「それが恋ですよ」

大上段に構えるように美月に言われてしまい、たじろぐ森若さん。

「自分より、好きな人ができちゃった、ってことでしょ?変わらなきゃ!チェンジ!」

お弁当の袋から出したお饅頭を見つけた美月に、有本さん経由のみかど旅館のお中元だというと、美月はその旅館を知っていました。

九州のその旅館には泉質検査に行ったことがあった、というのです。

いくらなんでも遠い…そこに出張している、ということ自体に違和感があった森若さんは、なんとなく、マリナの経費の処理データをチェックしてしまったのです。

人は、変われる?!

森若さんがみつけたマリナのみかど旅館への出張は半年前のことでした。

(ダメダメ…ウサギを追うな、沙名子!)

目をつぶろう、と思った瞬間、隣の麻吹さんから問いかけられたのですが。

「森若さん、ちょっと良いですか?」

「イヤです!」

心の声がダダ漏れになって思わず口走っていたことに困惑する森若さん。

しかし、その質問の内容が今まさに見ていたマリナのみかど旅館への出張の件で、彼女は絶望的な気持ちになってい巻いた。

(どうして確認するの!?)

遠慮のない麻吹さんの追求はやみません。

半年前の出張、そして今の入金。

ウサギを追い始めたらとまらなくなる…そして麻吹は、みかど旅館に直接電話をしようというところまで暴走していたのです。

「麻吹さん、先方とのやり取りはすべて秘書課を通す決まりです」

「WHY!?」

「社長案件だからです。特別枠は、アンタッチャブル!」

そのやり取りを聞いて、森若さんも言ったのです。

「追求しない方が良いこともあるんです」

「触らぬ神に祟りなしってことですか?私の大っ嫌いな言葉!」

アンフェアは許すべきではないし、疑惑は追求するべき!

麻吹さんは一切その追及の手を休めることをしようとしません。

「それで傷つく人がいても?」

「驚いた!あなた、随分甘ったるいこと言うのね?」

マリナが現金を持って現れたのは、昨日注意した結果だ、と麻吹は言うのです。

しかし、森若さんはあくまでも“イーブンを選ぶ”と返しました。

そして真夕のコーヒーの件も弁護したのです。

彼女にとって、外仕事のついでにコンビニでコーヒーを買うことは気分転換のスイッチであり、そのあとの仕事の効率は良くなるはず…だから数分間の寄り道でもこれは結果的にイーブンだ、と。

「だったら、彼女がそれを主張して戦うべきでしょ?」

「日常業務は戦いの場ではありません」

「私は常に闘いだと思っています!仕事も人生も!」

「麻吹さんは誰と戦っているんですか?」

「決まってるでしょ!自分と戦って、勝って初めて人間は成長するんです!有本さんや佐々木さんにそれができないと決めつけることは侮辱です。人は変われるんです」

直接対決、やっちゃいました…

森若さんが銀行に出金に出ようとすると、麻吹さんが同行したいと申し出ました。

ところが、会社の玄関でマリナと出くわしてしまったのです。

当たり障りのない挨拶、そして宣告のメールを削除したことを話していると、横から麻吹さんが「よろしいでしょうか」?と突っ込みを始めてしまったのです。

ヤバい、と思った時にはフルバトルモードの麻吹さんとマリナは口論を始めてしまいました。

「みかど旅館の発注の件ですが、納品書の控えを見せていただくことはできますか?」

「控え?あったかしら、そんなの」

「九州に出張したのは半年前なのに、なぜ、今朝、貴女が現金で入金なさったんですか?」

「何が言いたいのかわからないんだけど!」

険悪になっていくその空気に、思わず森若さんは二人をショールームに引き入れたのです。

「あなたはいつ、みかど旅館から注文書と代金を受け取ったのですか?」

「昨日よ。郵送と現金書留電でね。何か問題でも?」

「注文書はどんな封筒で送られてきました?」

「普通のよ、コレくらいの!」

「それはおかしいですね!」

「はぁ?」

「あなたがお持ちになったA4の注文書、折り目が付いていなかったですよ?」

ぐいぐいと追及してくる麻吹にキレたマリナは「素晴らしい好奇心ねぇ!」と言い放ち、睨みつけました。

「さすが○○社の元ジャーナリスト!在籍はたった二年で、署名記事は一本もなかったようだけど!」

痛いところを突かれた、というように麻吹は目をそらしました。

その後も15年間で6回も転職しているのだ、とマリナは相当彼女のことを調べたようですが。

「そんな経歴があってどうして今経理なんてやってるの?」

「その言い方は侮辱ですよ、森若さんに対しても!」

「先に私を侮辱したのはあなたでしょ?」

「してません」

「したでしょ?まるで私が不正をしてるみたいに」

「そう感じるのは何か後ろめたいことがあるのでは?」

「それはあなたでしょ?15年間で6回も会社を首になるなんて!」

「クビではありません、自主退社です。そして六回じゃなく、七回です」

ぷっと吹き出すとマリナは森若さんに「大変ね!それじゃ!」と言ってショールームを出ていこうとしたのです。

「大変ではありません!」

森若さんは、マリナの背中に声を投げかけました。

「彼女の豊富な経験に、今後も助けられることが多いかと」

マリナは、二人を一瞥すると去っていきました。

正しいこと、信じること

二人で銀行に向かう間に、麻吹はぽつぽつとこれまでのことを話してくれました。

転職理由は、人間関係だったこと。

周囲に迎合してみようと試みたものの、無意識にスーツの裾を握り締めていて、そこがボロボロになった、というのです。

彼女は、相手に成長してほしくて、耳の痛いことも正面から言うのだと語ります。

その方法に、絶対の自信を持っているのです。

相手がだれであっても、そのやりかたは変えません。

そして新発田部長から、森若さんが見つけて正した過去の二件の不正事件に関して、称賛したのです。

「あなたは何も間違っていない」と。

そして、彼女は“暴挙”に出ます。

件のマリナの注文書をもって、総務部の新島部長(モロ師岡)に談判しに行ったのでした。

その日の終業後、同じフロアのソファで、営業部の希梨香(松井愛莉)が婚約指輪を同僚女子たちに披露していました。

森若さんは心配して「会社には着けてこない方が…」とやんわり言ったのですが。

麻吹さんは、そこに入り込んで“仕事の邪魔、紛失や盗難のおそれもあるし、非常識!”とバッサリ言って去って行ったのです。

その様子に希梨香が顔をしかめ、彼女のことを“タイガー”と呼んだのです。

「なんかタイガーって感じじゃない?服も黒と金で、誰に対しても噛みついて!」

そんな彼女がマリナの担当になったことについても「怖い女同士共食いしろ!」とまで言う女子も。

その時、ぽろりと特別枠に対する黒い噂なるものが存在しているという話が耳に入りました。

モヤモヤを抱えて帰ろうとすると、太陽くんがエレベータから降りてきたのです。

「あのう…沙名子さ…森若さん」

「お疲れ様です」

森若さんは、彼のことも直視できませんでした。

しかし、その脳裏に蘇ったのは、麻吹さんの言葉だったのです。

自分と闘ってこその成長…思い返して、フロアに戻ったものの…もう、その時には彼の姿はありませんでした。

不正、発覚

翌朝、希梨香たちが経理部に駆け込んできました。

「やっぱり黒です!」

総務部の窓花が秘書室で新島部長に書類の半年の齟齬を追及される声を聞いた、というのです。

日付の改ざんについて厳しく聞かれると、マリナは「森若さんが言ったんですよね!メールのこと!」と泣きながら言っていた、と。

ご送信したから読まずに削除してくれ、というから、その通りにしたのだという森若さん。

周囲はそのメールの内容に興味津々でした。

そして注文書の改ざんですが。

麻吹さんは「偽物です」と断じました。

折り目が付いていない中身と、その時の動揺と表情___数字に出ない情報を読み取る、というやり方を理解した、と彼女は言ったのです。

そして書類に使われていた万年筆のインク。

マリナが愛用しているものと同じで、都内でも限られた場所か、通販でしか買えないものであり、温泉旅館の主人が使うとは、ちょっと考えにくい、というのです。

麻吹さんは、輸入文具を扱う会社で働いていた経歴の持ち主でした。

恐らく、本物の注文書は半年前に処分してしまったのではないか、と彼女は言いました。

「取引をなかったことにして、売上金を着服するため?」

森若さんの言葉に「その通り」と麻吹さんは答えました。

来月棚卸があることで、発覚を恐れたのでは、と希梨香たちは言いましたが。

注目すべきはその削除してしまったメールでした。

復元できないかなぁ…と言っていたら、希梨香が思い出したのです。

それができる人がいる、と。

太陽くんは過去に自分も大切なメールを消してしまったことがあったので、復元する方法を知っていたのです。

さらっとその作業をやってくれて、画面に現れたメールは…___“みかど旅館の主人が体調不良で入院し、入金が遅れたことに対するお詫び”への返信、でした。

それがマリナの申し開きの“事実”だったのです。

新発田部長は聞き取りした彼女の話と、その“証拠”となるメールの内容の合致に、恐らくはこれで一件落着するのではないか、というのです。

みかど旅館のご主人のプライドを守るために、会社に内緒で処理をしたのに…と彼女が言っていた、と。

「へ―…なんかいい話?」

「いかにもウチの社長が好きそうな」

しかし、その内容に釈然としない森若さん。

重役らにその対応を褒められているマリナの姿にも納得がいかず…思わずウサギ(真実)を追い求めたくなってしまうのです。

それでも、麻吹さんは、潔くマリナに頭を下げました。

森若さんは麻吹さんの手が、ぎゅっとスーツの裾を握り締めているのを見ました。

憶測でマリナを疑い、問題を大きくしてしまったことに対して、麻吹さんは経理部の皆にも頭を下げたのです。

「特別枠はアンタッチャブル。この件はもうこれで終わりにしましょう!」

そういう新発田部長に、今度は森若さんが食らいつきました。

帳簿の改ざんと、それをうやむやにする風潮は良くない、というのです。

「モヤモヤするのは僕も一緒です。でも、これが会社ってもんです」

帳簿を作成し、利益を計算し、不審な点があれば原因を明らかにし、危険があれば経営陣に知らせる、それが経理の仕事___森若さんは勇さんに、そして真夕ちゃんは森若さんにそう習ってきたのです。

「自分の仕事をしただけです。麻吹さんは何も間違っていません」

そして森若さんは言うのです。

「だから、私にも自分の仕事をさせてください」

「僕は、上司としてアナタたちを守る責任があるんです!」

勇さんが立ちあがって詰め寄りました。

「忘れたんですか、部長?さっきの言葉を俺に教えたのは、あなたです!」

新発田部長も、勝ち目はない、と悟ったのか、小さくため息をつきました。

ウサギを、追う

秘書室に向かった森若さんと麻吹さん。

「何の御用?」

森若さんは手書きの便せんを不機嫌そうな顔のマリナに渡しました。

それはお中元についていた送り状でした。

「本当は私に広めて欲しかったんですよね?メールの内容…」

不正がばれた時の予防線として、誤送信を装って森若さんのところに送り、読まれることを前提としていた、と森若さんは論破したのです。

「言ってる意味が解らないんだけど!」

「本当にみかど旅館からメールは来たんですか?」

お中元の送り状は丁寧な手書きだったのに、あんなに大切なお礼をメールでするものだろうか?と森若さんは言いました。

「送るでしょ?今どき、メールくらい…」

「ネットが、繋がっていないのに?」

マリナは、みかど旅館にインターネットの環境が無いことを知らなかったのです。

そして、もう一つのポイントは、送り状の中ではみかど旅館のご主人が“天天石鹸”と呼んでいたのに、メールの中では“天天コーポレーション”と書いていた、その齟齬。

機嫌が悪くなってきたマリナは「探偵ごっこに付き合うほど暇じゃないの!」とムキになって言いましたが、森若さんも負けていません。

「探偵ではありません!経理部です!有本さんの不正についてお話しています!」

「あなたも名誉棄損で厳重注意を受けたいの?」

それは、つい前日麻吹さんが被った災禍でした。

しかし、森若さんと経理部には証拠がありました。

FAXで送ってもらったオリジナルの書式の領収書です。

その金額は250,000円。

特別枠に直接問い合わせるのはルール違反だと激昂したマリナでしたが。

森若さんはマリナが入金した50万円分の領収書を所定の書式でみかど旅館のご主人に送っただけでした。

その返答として、領収書は半年前に受領しているという連絡があり、その時の領収書がこうして送られてきたのだ、というのです。

それはルール違反ではありません。

「いいじゃない、25万くらい…それに、ちょっとくらい遅れたって…」

「半年はちょっとではありませんし、金額は720000円です。」

他にも同様の領収書が二件発見され、すでにマリナの不正は隠しようがなくなっていたのでした。

森若さんは、どうしてメールを“誤送信したのか?”とマリナに問いました。

彼女は目も合わさずに答えたのです。

「経理部の森若さんが証言してくれたら、誰だって信用してくれそうじゃない?」

「光栄です」

マリナの誤算は、森若さんが読まずに消してしまった、ということ。

そして三件の不正の中でどうしてみかど旅館の分だけを入金したのか、というと。

マリナは、森若さんを恐れていたのだと答えたのです。

「お中元見られたでしょ?怖くなったのよ、あれで…だってあなた、この前静岡工場の不正暴いて辞めさせたじゃない?5年前も、営業部の男の子!だから、怖くなったの…この女、絶対やる!って。ねえ、楽しい?嬉しいわけ?人の人生滅茶苦茶にして」

罵倒されてうつむく森若さんの背後から麻吹さんの静かな声がしました。

「滅茶苦茶にしたんじゃありません。救ったんです」

「ハァ?」

「犯罪を隠しながら一生過ごすという最悪の人生から___森若さん、あなたはやっぱり間違ってなかった!」

そして、平穏な日々

その日…勇さんが麻吹さんに言いました。

しばらく前に揉めた営業部と製造部の項目の違いは、フォーマットがそれぞれ間違っていたので、造り直してもらえませんか、と。

そして真夕ちゃんもコーヒーを買ってくることについて“闘い”を挑んだのです。

経理部から給湯室に行ってコーヒーを煎れてくる時間と、外仕事の合間にコンビニに寄ってコーヒーを買ってくる時間には大差が無いこと、そして、外で買ってきたコーヒーは気分転換のスイッチであり、業務の効率化に貢献できていることを、自分の言葉で説明したら、麻吹さんは「なるほど!」とあっさりと納得したのです。

しかし。

マリナは会社を首になってはいませんでした。

新発田部長が粘って勝ち取ったのは、特別枠の記録を共有することと、書類を経理部に自分で届けさせること…でした。

「大丈夫。彼女はいつか必ずもっと大きな失態を犯します」

そして麻吹さんは森若さんに「これからは、あなたが追わないウサギでも、私は追います」というのです。

「タイガーだけに?」

「だから何なんですか、そのタイガーって?!」

森若さんは、そんなやり取りができたことがうれしくて思わず笑ってしまいました。

ゆっくり、いこう

その日の帰路、森若さんは太陽くんと二人で講演を歩いていました。

夕暮れ時の光の中で、二人はお互いに「ごめんなさい」と言い合っていたのです。

その時、太陽くんが思いがけないことを言ったのです。

「付箋貼ったのに、メールくれないし…」

しかし、森若さんは思いあたることがありません。

“昨日はすみませんでした。許してくれるならメールください。山田”

それはマリナが森若さんの机に例の付箋を貼った朝のこと。

彼女が太陽くんからのそれをはがしたのだと、森若さんは確信したのです。

「信じられない!なんなのあの自己顕示欲MAX女!?___また、漏れた…」

「漏れた?」

「私は…本当はこんなこと思ってて…山田太陽さんが思っているような人間では」

距離をつめてきた太陽くんの気配に、逃げたくなる自分をぐっと抑える森若さん。

(ダメ、変わらなきゃ、沙名子!)

思わず、唇を尖らせてキスを待ってしまった彼女に、目を丸くして驚く太陽くん。

つやつやの髪をポンポン、と撫でて、「ゆっくり行こう!」と笑いかけてくれました。

拍子抜けしてしまった森若さんでしたが。

(ゆっくりでも、変わらなきゃ)

そう思った森若さんは、歩いている太陽くんを追って、その手を取りました。

この時やっと、恋が、ちゃんと始まったのかもしれません。



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【これは経費で落ちません!】6話の感想

前回から森若さんと太陽くんの恋が急に転がりだしたと思ったら…恋以上に、森若さんがなんともチャーミングに、イキイキとし始めましたね。

ただのトラブルメーカーかと思われた麻吹さんでしたが、彼女もまた、ある意味分け隔てなくとてもフラットで、クレバーとは言えないまでも間違ってはいなかった。

色々な人との交わりの中で、森若さんは少しずつ変わっている、今がその最中なのだと。

そして、それをみつめている太陽くんもどんどん男前になってきましたね。

少年のように森若さんを見ているかと思えば、結構仕事もできて、カッコイイ。

二人がどんどん進化してきていて、みているこちらはキュンキュンを味わわせていただいています。

一人で完結している間よりも、今の戸惑って揺れまくっている森若さんの方が絶対魅力的ですよね。

なんだか、人間としての進化を見る思いで、心をわしづかみにされています。

さて、その背後でいい具合にオーラを消している伊藤沙莉さん演じる真夕ちゃんですが。

お芝居の強弱が絶妙です。

経理部の最年少として少し甘えはあったけれど、麻吹さんのおかげでそれもまた少しずつ払しょくされ、皆と対等になりつつあるのが素晴らしい。

ちゃんと自己主張できて偉かった!と褒めてあげたいなぁ。

あの“タイガー”相手に、よく頑張りました!って。



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【これは経費で落ちません!】6話の視聴者の声


↑そうか、トレンドになってるんですね!このキュンキュンは人類共通だと信じたい!


↑あの床をのたうち回る太陽くんを早く見たい!重岡大毅君すげぇって思った瞬間。


↑ほら、こんな感じ。他の作品では絶対に拝めない多部未華子ちゃん!


↑とりあえず見てくれ、としか言いようが無いのだが、本当にかわいかった。
そうか、お仕事の話がハードだった分、ゲロ甘になったのかな、と今思った…。


↑これよ!これ!


↑無理強いせず、妥協点を見出してデートに誘う男。絶対仕事できますよね、太陽くん!

まとめ

おお!とうとう太陽くんが森若さんの部屋に!

良かったねー、太陽くん。

好きな女性が可愛すぎて床をのたうち回るシアワセなんて、そうそう味わえる者ではありませんよね。

しかし、こういう物語は一筋縄では行かないのが常道です。

なんと森若さんの恋敵が登場?

…というか、普通に、太陽くんはモテるタイプだと思うので、森若さん、ガンバレ!と念じて一週間を待つことになりそうです。

お仕事の方でも、なんだかきな臭い雰囲気が。

石鹸マイスターのお仕事が危うくなったら、それはもう会社の危機でしょう。

森若さん、今度はどんなウサギを追うことになるのでしょうか?

原作を読まないという我慢、結構大変です。



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