2019年夏ドラマ

ドラマ【Iターン】9話のあらすじネタバレと感想!阿修羅市抗争激化!牙をむく者たち

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ドラマ「Iターン」第9話が2019年9月6日(金)に放送されました。

広告会社・宣告社に勤めるさえない中年男・狛江光雄(ムロツヨシ)。

阿修羅市に左遷されて以来散々な目にあいながら、日々辛くも生き抜いてきた彼が今直面しているのは、岩切組と竜崎組の間の殆どダブルスパイのような自らの立ち位置でした。

バレたら絶対殺される…そんなスリリングな彼の人生の目指す方向は、さてどっちだ?!

ここでは、「Iターン」第9話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【Iターン】9話のあらすじ(ネタバレ)

チャイニーズマフィアと

前回、借金のカタに蟹漁船に売り飛ばされそうになった光雄でしたが。

今回同じ埠頭で目の当たりにしていたのは抗争に向けての武器の密輸入の現場でした。

チャイニーズマフィアが運んできたそれと引き換えに渡された札束は、青葉銀行から引っ張ったものだ、と岩切(古田新太)が上機嫌で狛江に話しました。

その手には黒光りする拳銃が…。

「こいつで、竜崎(田中圭)のタマとったる」

興奮する岩切組の面々を見ていた狛江の背後で「動くなぁ!」としわがれた声が響き渡りました。

阿修羅署の城島(川原雅彦)とその部下たちが取引現場に踏み込んできたのです。

「全員逮捕じゃ!」

岩切の手に合った拳銃を抑えた城島は、ニヤニヤと岩切の顔を見て言いました。

「ごつい量の武器やないかい、岩切」

傍で呆然としていた狛江には「もう行ってええぞ。ご苦労さんやったなぁ」とまるで追い払うように手を振ったのです。

その様子に、若頭の桜井(毎熊克哉)を始め、組の全員が狛江を見ました。

「オジ貴、裏切ったんすか?」

そして、口々に“裏切り者!”という声が迸り、狛江は後ずさるのです。

「ち…違うんです…」

すると岩切が、拳銃を警察の手から奪い返して、狛江に向けて撃ちました。

…腹に穴が開いた、と解った瞬間、狛江は叫んで崩れ落ちます。

「何でなんだ!僕は、家族のために…!!!」

___飛び起きると、そこは宣告社阿修羅支店の自分の机で。

「なんじゃこりゃーーーーーーー!」

どこかの“太陽にほえろ”の名シーンへのオマージュよろしく、叫ぶ狛江。

「僕は裏切ってない撃たないでぇええええ!」

きょとんとする美月(鈴木愛理)の姿がありました。

そう。
これも、夢。

心臓が止まりそうに怖い夢だったのです。

大きな“仕事”

「なんだか物騒な夢ですね」

手元は阿修羅市のゆるキャラ“あしゅらくん”の被り物を手入れしながら、美月は狛江を気遣いました。

「あーーーーーーーー…昨日の夜、ヤクザ映画を観たからかなぁ」

すると、美月は思いがけない喰いつき方をしてきました。

「ヤクザ映画好きなんですか?!私もすっごい好きなんです!」

身を乗り出して、有名な作品とその名セリフを滔々と語る美月は自らを“任侠女子”と称し、深作欣二監督を先生とリスペクトするオタクっぷりでした。

「仁義なき戦い」のテーマが流れる中、高倉健の真似をしてみせる美月の背後に、柳(渡辺大知)が駆け込んできました。

「支店長!やりましたよ!」

青葉銀行の瀬戸川支店長(手塚とおる)から呼び出されたのだというのです。

けんもほろろな扱いから一転、仕事がもらえる!と喜ぶ柳ですが。

その裏に岩切らが暗躍していることは、当然彼は知りません。

狛江は複雑な思いで彼を労いました。

果たして、青葉銀行阿修羅支店の広告業務を一手に引き受けるようになった狛江たち宣告社阿修羅支店でしたが。

喜ぶ柳と、複雑な胸の内を抱えて真顔の狛江___そして、恨みがましい視線を彼らに向ける瀬戸川が、支店長室で対峙しました。

並べられた大量の資料を持ち帰ろうとする狛江らに、瀬戸川はバン!と机をたたき、ようやく顔を上げました。

「今のところは…あんたの言いなりになっておくけどね」

「…はい?」

「銀行だって、表の顔だけじゃないよ___」

それは、精一杯の虚勢、そして真実だったのでしょう。

「どういう意味、でしょうか?」

狛江の問いには答えず、瀬戸川は二人を追い払うように手を振りました。

素直に喜んでいる柳を先に返して、狛江はよろよろと公園のベンチに腰を下ろしました。

脳裏には、岩切らに拳銃で脅されて怯えた瀬戸川の泣き叫ぶ姿が蘇ります。

これで良かったんですよね…思わずつぶやいて隣にいたリーマンが怪訝な顔をして立ち去っていきました。

これで良かったんだ___狛江が裏家業に首を突っ込んだのは、家族を守るため。

そして会社を守るため、だったのです…。

とぼとぼと、岩切組に向かって歩いていくと、牛窪(菊池均也)らが車に乗り込むところでした。

大事な取引、しかも相手は中国人だといいます。

朝までには帰る、という岩切たち。

狛江は桜井と二人で事務所のお留守番になったのでした。

そして彼は呟くのです。

「僕はもう、楽になりたいだけなんです」

スマホを取り出して、狛江は竜崎に伝えました。
取引は今夜だ、と。

裏切り

岩切組恒例の内職で、事務所のテーブルには色とりどりの折り紙が散らばっていました。

桜井が鶴を折っているのです。

その隣で、狛江は手先を動かしてはいましたが。

心ここにあらず、桜井にちょっかいを出してはあきれられていました。

ぼーっとしていても、電話が鳴れば1コールで任侠仕様の挨拶ができるようになっていた狛江でしたが。

その相手はスナック・来夢来人の麗香ママ(黒木瞳)でした。

暴れている客がいるから、組の者を連れてすぐに来て欲しい、という彼女。

桜井を伴っていくという狛江。

しかし、麗香ママは電話を切って小さくため息をついたのです。

狛江から話を聞いた桜井は手早くテーブルの物を寄せて立ち上がると、白い鶴を胸ポケットにしまいました。

久しぶりにきれいにできたので、残しておきたい、と彼は笑いました。

来夢来人の店内は静まり返っていました。

ケンカの痕跡も残っていません。

「おかしいっすね」

桜井がきょろきょろと店内を見回していると、見覚えのない若い男が現れました。

「岩切組の皆さんじゃないすか」

桜井がどこの身内かと問うと、フリーランスだと彼は答えました。

しかし、その時狛江らの背後には、竜崎組の神野(般若)が拳銃を手に立っていたのです。

「やっぱりお前か、神野。こんなことして、タダじゃおかねえぞ」

メンチの切り合いが始まりましたが。

その拳銃の先にあるのは狛江の頭だったので、二人は身動きが取れません。

「修羅場に次ぐ修羅場ね、狛江くん」

そう言って店の奥から現れたのは、赤いドレスの麗香ママでした。

驚く狛江でしたが。

「じゃあ、私はもう良いわね?」

神野がその問いに頷くと、麗香はその場を去ろうとします。

「え?…え?どっちの味方なんですか?」

「味方なんてないわ。どっちも大切なお客様だもの」

麗香は、岩切と30年来の付き合いだ、という話でしたが。

彼女もこの街で店を切り盛りしているだけのことはあって、したたかな女でした。

「大事なものを守るためには、生き抜かないと!」

残された二人と、神野たち。

桜井は冷静にその場を見ていました。

そしてとっさに神野の拳銃を奪おうと、桜井がとびかかり…狛江を除く三人がダンゴになって揉み合っているうちに拳銃が暴発し、男の腹に弾が当たってもがいていたのです。

桜井に逃がしてもらった狛江は、岩切に連絡するのですが。

組の面々が加勢に来た時には桜井はいずれかに連れ去られ、床の血だまりを挟んで、組長同士の直接対決になってしまったのでした。

先に手を出したのは神野=竜崎たちでしたが。

証拠は狛江の証言のみ。

竜崎と神野に睨まれると、狛江はすくみ上ってしまったのです。

「どんな事情があろうと、お前んとこの若いもんがウチのを撃った。ケツは拭いてもらう」

桜井を開放する条件は、今夜チャイニーズマフィアと交わした取引の内容を警察に白状することだ、と竜崎は言うのです。

もしくは、消す、と。

狛江はよろよろと店を出ていきましたが。

床に落ちた白い鶴を見つけて、彼は泣きそうになりました。

外にいたのは城島です。
竜崎とグルになって岩切組を潰すことを目的にしている彼は、手ぐすねを引いて待ち構えていたのです。

狛江は岩切を止めましたが。

岩切は彼を殴って言ったのです。

「桜井はワシの子じゃ。このまま見殺しにできるかい!」

差し出した両手に手錠をかけられた岩切が連行されていき、残された組の者たちは泣きながらその名を呼ぶのでした。

裏切りの向こう側の、さらなる…

「あんたが岩切を裏切るなんてな」

捜査せた自分を棚に上げて、竜崎は麗香ママに言いました。

「何とでも言わんね!男だけが守るものを持ってると思ったら、大間違いよ」

組事務所に戻った狛江らは落ち着かず。

伊丹(森羅万象)らはその割り切れなさにケンカになってしまったのです。

翌朝、高峰部長(相島一之)はテレビ会議でねちっこく狛江らに絡んできました。

青葉銀行の売り上げによって「ようやく人並みになった」という彼は、ことさらに褒めるでもなく。

むしろこれまでのダメっぷりを煽り、休日返上で頑張ってきた柳らを労うこともなく、残業代もなかった代わりのボーナスすら出す気が無かったことを暴露します。

「そもそも、阿修羅支店はよその支店の売り上げの1/10程度だったのを会社は長いこと見守ってきた、それに感謝する気持ちはないのか?!」

柳は唇をかみますが、高峰の舌鋒は止まりません。

「ようやく人並みになったからって、調子に乗るんじゃないよ、この落ちこぼれが!」

「ちょ…ちょっと!サラリーマンは、サラリーのために働いているんすよ。会社に対して、残業代やボーナスについていう権利はあるんじゃないですか?」

「言うのは勝手だよ。でも本社の業績が悪化したら、君らの居場所もなくなるの!」

本社の業績が悪いのは、高峰らのせいではないか、という柳の言葉はもっともでしたが、高峰にはただ不快でしかなく、狛江はその管理責任を問われてしまいます。

「サラリーマンて、どんなに理不尽でも、我慢しなきゃいけないんですね…」

絶望する柳や美月をみやりながらも、どうすることもできない狛江。

これが社畜なのだ、と自分の運命を噛み締め、彼はただ耐えようとしていました。

その背景にあったもの

廃工場の片隅には縛られた桜井の姿。

そして竜崎組の事務所には見慣れない男の姿がありました。

神野が見つめていると、その男は言いました。

「外人の極道がそんなに珍しいか?」

竜崎が組んでいたのは、実は彼ら新興勢力のようです。

「岩切のガキ、ようやく片付いたんだな」

彼は竜崎の前に歩み寄り、そして言いました。

「これでこの街は、俺たち二人のモンだ、兄弟」

狛江は、昌三さん(チワワ)を抱いてぼーっとしていました。

伊丹が「どこ行くんや?」と声をかけると…。

「組長がいなくなったので、今日も僕が散歩しようかと」

「オヤジがおらんのは誰のせいや?」

静かな口調ながら、その言葉は狛江の胸を抉りました。

「何でオヤジがお前をかわいがるか知らんが、ワシは信用してない」

昌三さんを残し、一人で事務所を出た狛江は、初めてここに連れてこられた時のことを思い出していました。

窓からぶら下げられ、死ぬかと思った時のこと。

地獄のような日々だったことは間違いないのですが、今となっては不思議と懐かしさすら感じるのです。

「ごめんなさい…」

涙を浮かべながら、狛江は呟き、そしてとぼとぼと足を引きずるようにして歩き去ったのでした。

その頃。

岩切は収監された鉄格子の向こうで、放り込まれた新聞を隅から隅まで目を皿のようにして読んでいました。



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【Iターン】9話の感想

日々、少しずつ過酷さ増していく状況に反比例して、本人が思うよりずっと図太くたくましくなってきているように見える狛江でしたが。

数少ない味方だと思っていた麗香ママすら、信じられないのだと思い知った狛江の絶望はどれほどであったか。

そして完全な“味方”ではないにせよ、寝食をともにしていた桜井が拉致されて胸を痛めていた彼。

まさか、目の前で発砲事件が起こるとは…。

前回はなんちゃって発砲のトリックで瀬戸川を陥れただけ(!)ですみましたが。

今回はガチの発砲。

しかも桜井が自分を逃がすために揉み合った結果だったこともあって、どうにも悔やみきれない思いが募っていたのです。

そこへもってきて、高峰の嫌味とパワハラ。

せっかく頑張った柳に対してもあんまりな物言いでしたが。支店そのものの運命を握っていたのが高峰だったのです。

手も足も出せない。

悔しさを噛み締めながらも耐えていた狛江は、そのうちに爆発しそうなにおいを醸しながらも、足を引きずって歩くしかありませんでした。

さて、今回は久々に昌三さんがいっぱい!

つぶらな瞳と、周囲がどんなに荒れていてもまるで王子様のように凛とした佇まいをみせている昌三さんは、この作品では美月ちゃんと並ぶ素晴らしい癒し要員です。

最後のアイキャッチも、ファン垂涎のコメントでした。

「桜井のアニキを助けるぞ!by昌三」

巨大化して竜崎組の連中をぶっ飛ばしてくれても良いですよ、昌三さん!

それともその魅力で竜崎をメロメロにしてくれても…!

何と言っても、このドラマの“最終兵器”は彼ですから!



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【Iターン】9話の視聴者の声


↑あの古田新太にメンチ切り合いで負けてない田中圭の度胸って、凄いと思う。


登場するシーンは少ないけど、竜崎ファンはその密度で勝負してる気がします。


↑ヘタレだけど、追い詰められたら逃げずに踏ん張る…そんな中年男、なかなかできるものではないと思います
悲壮感を笑いに変換できるって、凄い才能だと思うの。


↑「感情が忙しい」って、良い表現ですね!解りみがありすぎる。


↑ちゃんと作品見てないと、こんなふうに再現できないと思います(笑)。


↑外道っぷりを女性(おそらく)に褒められるって、珍しいことですよねー。


↑今回、なんだか桜井さん(毎熊克哉)推しのツイートがとても多かったです。
確かにカッコいい!
たとえあのボサ髪にださいコテコテの任侠ファッションでも!
きっとプロポーションが良いんだろうなぁ…。

まとめ

終盤で出てきた怪しい外国人極道。

誰だろう、と思って調べてみたら、意外な人が演じていました。

サミ・ポップ、という名前ですが。

もともとはサミエル・ポップ・エニングなどと名乗っていた役者さんです。

ガーナ出身ですが、日本語はペラペラ。

時代劇から特撮、さまざまな作品に出演している経歴は流石の貫禄です。
特に、20年前に放送されたウルトラマン・ガイアでは恐らく初のアフリカ系のメンバーとしてレスキュー隊チーム・シーガルとして出演していたという異色のキャラクターです。

ムロさんとは、4年前に放送していたTBS系ドラマ「ウロボロス」でヤクザの若頭(ムロさん)とその顧問弁護士(サミエル)として共演しています。

竜崎はあまりうれしそうではありませんでしたね。

もしかしたら共通の目的はあっても、一枚岩ではないのかもしれません。

そんな彼らは終盤に向けて、岩切たちに何を仕掛けてくるのでしょうか。

終わってしまうのはとても寂しいですが。

その落としどころがどこにあるのか、早く知りたい!というのも正直なところです。



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