2019年夏ドラマ

ドラマ【Iターン】11話のあらすじネタバレと感想!狛江、人生初カチコミに向かう朝

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ドラマ「Iターン」第11話が2019年9月20日(金)深夜に放送されました。

穏やかな朝日の中で目覚めた狛江光雄(ムロツヨシ)45歳。

「良い夢見たなぁ…こんなに爽やかな朝は…いつぶりか…?」

でも、そんな幸せな気分で目覚めることが、怖い、と感じてしまう彼。

大きな転機を迎えてしまった狛江の人生___。

ここでは、「Iターン」第11話のあらすじ(ネタバレ)と感想、視聴者の声を紹介していきます。

【Iターン】11話のあらすじ(ネタバレ)

父の決意

久しぶりに電話した自宅で、妻の敦子(渡辺真起子)はリビングのテーブルで娘のハルカの勉強を見ていました。

「どうしたの?こんなに早くに」

「あのな、敦子…俺、会社…クビになるかもしれない」

「え…ちょちょちょちょ…あの…えっ?!」
その動揺は、言葉にならない声になってかえってきました。

「でも信じてくれ。家族を不幸にするようなことはしないよ」

「いや…なにを根拠に…ハルカの大学だってあるし、家のローンも…」

「まぁ、アルバイトでも何でもして…どうにかするよ。とにかく信じてくれ。じゃあな」

そのとき。
きっちりスーツを着て、ネクタイを締めた狛江は、とてもすっきりした顔をしていました。

アフガニスタンから来た男

ホルモン焼きの店、かどやでは朝から店主の姉妹(阿佐ヶ谷姉妹)が元気に「初恋」のデュエットをキメていました。

光雄は一人、レバ刺しと生ビールをオーダーしてある男を待っていました。

レバーは、七輪とともに運ばれてきます。

「ちゃんと焼かないとダメだよ。うちの店がサツにつかまってしまうから」

そう言いながらも運ばれてきたそれは、絶品のレバ刺しでした。

「うんまっ!」

まさに舌鼓を打った瞬間、店に入ってきた男が一人。

阿修羅署の城島です。

「朝っぱらからビールなんぞ飲みくさって!景気がええのう」

背中を叩かれた拍子にビールを噴いてしまった狛江ですが、動じることなく彼は言いました。

「城島さんもどうですか?」

「お前と遊んどる隙はないんじゃ。呼び出しなんて100年早いわ!」

そう言って、彼は狛江の向かいに腰を下ろしました。

「で、何の情報じゃ?早よ寄越さんかい」

「その前に、一杯やらせてください」

悠然とジョッキを煽る狛江に、城島はいら立ちを隠さず、テーブルをこぶしで叩きます。

「ええから!ちゃっちゃと言えや!」

「僕が提供する情報、竜崎社長はいくらで買ってくれるんですか?」

「君は、人を呼び出しておいて、おちょくっているんだね?」

「市民の味方である警察が、ヤクザの手下なんて情けないですよ」

「正義なんざ、何の銭にもならんやろが!」

そう言って立ち上がり、狛江の襟首をつかんだ城島に、胸ポケットのスマホを取り出した狛江。

「今の会話、録音させてもらいました」

「ええ度胸やないかい。逮捕や!」

「何の罪でしょうか?」

「“罪”っちゅうのはなぁ、作るもんやで」

手錠を取り出してちらつかせた彼が、しかし、次の瞬間凍り付きました。

しゅ、と音がして、背後に立った男が彼に首に細い輪をかけたのです。

「え?」

「動かない方が良い。首が吹っ飛ぶ」

いつの間にか、店の隅でビールをちびちびやっていた若い男(阿部進之介)がそこにいたのです。

「え?」

狛江も呆然として、自然に「誰?」と聞いてしまいました。

「岩切組の坊野です。オジ貴、お初にお目にかかります」

「まだ知らない組員さんいたんだ…?」

「戦争の時しか、招集かかんないんすよ」

ナチュラルに凄いことを言った坊野は、城島より頭半分大きい髭面の男で、しかし穏やかな口調でさらっと怖い話を続けました。

城島の首に巻いたリード線には電流が流れており、それを引きちぎると起爆装置が作動してケースに入った爆弾が作動する。

「俺は警告はするが脅したりはしない」

そう言って、ポケットから同じものをテーブルに置いた坊野。

C4(コンポジション4)は米軍開発のプラスチック爆弾で、首に巻いたのはごく少量だが、首から上を吹っ飛ばすには十分だ、と彼は穏やかな口調で言うのです。

「はったりや!田舎ヤクザがなんでそんなもん持ってる!」

「岩切組に入る前、俺は傭兵としてアフガニスタンにいた」

信じていない城島は、卓上のケースを手に取り、床に叩きつけると、小さな爆発が起こり、店に白い煙が立ち上ったのです。

悲鳴を上げて呆然とする城島に、彼は爽やかに言いました。

「ケースに強い衝撃が与えられても爆発するしリモコンでも操作できる。解除できるのは俺だけだ」

つまり、城島の命は今や坊野の手の内にあったのです。

逆転

「トウドウ?」

それは、青葉銀行の瀬戸川支店長(手塚とおる)の手引きで竜崎が手を結んだ関東の大物ヤクザでした。

「藤堂は竜崎を使ってお前ら全員潰すつもりじゃ」

阿修羅市駅前の再開発で動く大きな利権を狙っていた竜崎でしたが。

実は竜崎と藤堂を両天秤にかけて融資をしていた瀬戸川が裏で暗躍していた、というのです。

それだけの情報をとったところで、坊野は“用なし”と判断した城島に拳銃を向けましたが。

狛江はその腕に手をかけて押さえました。

「オジ貴?」
「もういいよ、坊野さん。殺すことは無い」

そして、彼は城島の肩に手を置いて耳元でささやいたのです。

「城島さんは、もうこの件に介入しないでください。約束、できますか?」

顔を引きつらせながらも頷く城島を残して、狛江はその部屋を出ました。

「行こう」

その背後で、坊野はチキ、と音を立てて拳銃を収め、そして城島に告げたのです。

「オジ貴に感謝するんだな。もし少しでも妙な動きをするようなことがあれば…」

彼はスマホを取り出して彼の目の前で動画を再生していました。

そこには、城島が妻と娘を連れて歩いている姿が…。

城島が目を見開いて固まるのを見て、彼は言ったのです。

「お前には、勿体無い家族だよ」

「汚いでぇ!」

「相手の最大の弱点を狙うのが、闘いの基本だ」

背後の手錠を外し「これからもよろしくな!」と言って去っていく坊野。

「ちょ!あーーーーー!!!むしろこっちを外してくださぁい!」

そう、彼の首には、リード線が残されたままだったのです。

カチコミ前夜

岩切組の事務所は、銃器の手入れをする組員たちで妙な熱気が沸き上がっていました。

「オジ貴がしっかり片付けてくれました」

その坊野の言葉に、桜井(毎熊克哉)たちは「ご苦労様でした!」と頭を下げました。

そして作戦会議、というところで狛江は言ったのです。

「すみません、その前にやることがあるんで…」

「それは、作戦よりも大事なことなんですか?」

「はい」

狛江の眼差しに何事かを察した岩切(古田新太)は、静かにうなずきした。

「おう、頼むで!」

公園のベンチで。

スーツにコートの狛江の隣には、小さな昌三さんがちょこんと座っていました。

「凄かったですねぇ、昌三さんの雄姿。桜井さんを見つけた時の」

風に吹かれて気持ちよさそうに目を細める昌三さんをのぞき込むようにして、彼は言いました。

「昌三さんとも、長い付き合いになりました」

背後では、小さな子供たちがブランコを漕いで楽しそうに遊んでいます。

「昌三さん、白状しても良いですか?」

彼は、昌三さんを膝の上に抱き上げました。

「僕ね、実は、凄く怖いんです…凄く、怖い…これで人生が終わるかもしれない…でも、凄く、気持ちが良いんです。清々しいんです」

作戦会議

「藤堂っちゅう関東の外道と、竜崎がのう…」

坊野が、背後にいる瀬戸川の暗躍を語りました。

「サラリーマンはみんな同じじゃ。オドレのケツに火が付いたら、皆、他人に縋りよる」

それは、狛江には耳の痛い話でした。

「カチコミは明日決行する。竜崎と藤堂が動く前に、ケリつけるぞ!」

その言葉に、桜井たちは「うぉおおおおお!」と叫びました。

竜崎らも、その岩切たちの動向を知って、全面戦争への備えを始めていたのです。

ドラゴンファイナンスの見取り図を見て、狛江たちは作戦会議をしていました。

店舗と、その奥のオフィス、最奥に秘密の部屋___そこは、恐らく武器庫です。

どうやって侵入し、そして手引きをするか。

最初に侵入する役目を模索した時、狛江は自ら立候補しました。

「組長に殴られるのが怖くて、寝返った、というのは…?」

しかし、その申し出は岩切に速攻で却下されました。

「ダメじゃ」

「え?」

「素人はいらん。死にとうないやろ」

狛江は、スーツのジャケットを脱いで丁寧に椅子に掛けると、背後に置いてあった金属バットを手に取り、やおら無言で振り回し始めたのです。

「オジ貴!一体何を!」
「何やっとんじゃお前!」
「行きますよ!僕だって、岩切組の一員ですから!」

バットを無言で振り回す風切り音の中で、桜井たちも「家庭や仕事があるんですから!」といさめていましたが。

狛江は止まりません。

「もうええ、分かった!」

根負けした岩切が認め、狛江もカチコミに加わることを許されたのでした。

もう一つのヤマ

帰り道、狛江は会社に電話を掛けました。

「済まない、明日休みをもらいたいんだ」

美月(鈴木愛莉)と柳(渡辺大知)が残っていたオフィスに、高峰部長から連絡があり、明日話がある、と言い残した、というのです。

「そっか…わかった。じゃあ、遅れるかもしれないけど、出社できるようにするよ。また明日ね」

その電話を切った直後、狛江のスマホが鳴動しました。

「どうした?こんな時間に…」

相手は、妻の敦子です。

「聞いてよー!ハルカの模試が良かったの。ついこの間まで、第一志望がD判定だったのが、Bに上がったの!」

明るく言う敦子に、狛江はほっとして「良かったなぁ…」と言いました。

「でね。そろそろ…ハルカの受験も本格的に始まるし…アナタが、傍にいた方が安心だなぁって…今朝、なんか変なこと言ってたけど。あなたが会社辞めても良いんだよ?」

パートもするし、ハルカも大学行かなくても良いって…。

「あなたが、元気でいてくれる方が良い」

そんな妻の言葉を聞いたのは、初めての事でした。

じゃあね、と切れた電話をみつめて、彼は思いました。

人生初のカチコミ。
正直、膝が震えて止まらない…。
でもこれは、武者震いに違いない、と。

その朝

狛江が前日同様爽やかに目覚めると、隣には岩切がいたのです。

やっと悪夢が見れた…悪夢より怖い現実が続いていたので、ちょっとほっとしていると、いきなりビンタがさく裂したのです。

「え?ええっ?なんで?!」

「すみません、オジ貴」

桜井が、またドアを開錠して岩切を部屋にいれたのです。

岩切は狛江の社宅であるこのアパートに竜崎の手下をおびき寄せて桜井に殲滅させる、と言うのです。

「本気で人ハジくのは久しぶりや!」

そう言って拳銃を構える岩切は白いスーツでノリノリでした。

改めて現実を噛みしめていた狛江の顔面に、岩切は重たい拳を叩き込みました。

「その面見たら竜崎も信用するやろ!なんだったらもう2~3発いっとこうか?」

既に鼻が腫れて流血した狛江はそれを辞退し、岩切と二人で自転車をこいで坂を上りました。

ドラゴンファイナンスでは、綺麗どころの受付嬢がにこやかに微笑んでむかえいれてくれました。

「お世話になります。宣告社の狛江です」
「お約束は?」
「緊急なんです。岩切の情報です」

その言葉に、彼女の表情はすーっと消え、目つきが変わりました。

導かれた竜崎の社長室には、全てのメンツが揃っており、びりびりと痛いほどの空気がみなぎっていたのです。

「なんだ、その面?」

「岩切の外道にやられました」

「やられた?」

「昨日、ウチに来て、飲み会やられて、大暴れされて…」

顔をくしゃくしゃにして、土下座をする狛江に、猿芝居と断じる竜崎でしたが。

「岩切は、スパイがいると疑ってて、新参者の僕に…!」

その時、デスクの上の電話が鳴りました。

城島です。

「あの広告屋、岩切に見切り付けよったで。今朝、警察に“岩切が自宅で寝てる”って通報があったんだ」

そして、その時に送られてきた写真が転送されてきたのです。
岩切が狛江の部屋で大の字になって転がっている絵でした。

「ぶっさいくな寝顔!笑えるやろ?」

そして、もう一枚、岩切組のオフィスで、武器を手にした男たちの写真が送られてきたのです。

「今から警察は岩切逮捕に動く。その前にアンタにも一報入れとこうと思ってな」

そういう城島の背後には、坊野の影がありました。

その電話で信用したのか、竜崎は手下を何名か、狛江の自宅アパートに向かわせました。

「あのー…トイレ、行ってもよろしいですか…?」

腹を抱えるようにしていかにも「もれそう!」な風情の狛江が置くのトイレに向かうのを、神野(般若)が見ていました___。

戦闘開始!

狛江が裏口のカギを開けると、岩切は金属バットで素振りをして待っていました。

「いつまで待たすんじゃ!」

バットを狛江が振り回し、そして拳銃を手に進む岩切でしたが。

廊下の向こうから神野が日本刀を構えて現れるのを見て足が止まりそうになりました。

岩切は狛江の手からバットを奪うと、日本刀と対等以上に渡り合い、神野を制圧したのです。

「竜崎、やるで」
「はい!」

そう言ってオフィスに駆け込んでいく彼らの姿を見て、悲鳴が上がり、パニックが起こります。

社長室の正面に拳銃を向けると、しかし、そこに座っていたのは身代わりの黒田で、一瞬の隙に隠れていた竜崎に打たれ、岩切の左腕から血が迸りました。

物陰から現れた瀬戸川と、そして藤堂が竜崎に「やれ」と迫る中、岩切は静かに言いました。

「竜崎、お前、堕ちたもんやな。街を売るんかい」

そして瀬戸川らを睨み据えた彼は言葉を続けたのです。

「お前らも、最後には竜崎を売るんだろ?会社でいうところのM&Aちうヤツじゃ」

瀬戸川はその言葉に目をそらし、藤堂は嘯きます。

「時代遅れのヤクザは厄介だなぁ。極道もグローバル化の時代なんだよ。兄弟、さっさとこいつらを片付けてくれ」

竜崎は、部下に命じて岩切と狛江を地下室に連れて行かせると、藤堂に言い放ちました。

「一つだけ言っておく。俺に、命令するな!」

地下室に放り込まれた岩切は、狛江に詫びました。

「すまんのう、巻き込んでしまって」

「何言ってんですか、組長らしくない!」

ずるずると床に崩れていく岩切の耳元に「組長!」と叫び続ける狛江の声が、狭い部屋に響いていたのです。



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【Iターン】11話の感想

クライマックスです。

ここで来週に持ち越すのかよ!と画面に突っ込みを入れたくなるようなタイミングで終わってしまいました。

ああ、もう来週で終わってしまうのか…。

予告編では、より一層精悍な顔つきになった狛江が拳銃を手にキメている姿がありましたが。

その顔は殴られて血がこびりつき、ボロボロでした。

最初は、ふらふらとどうしようもなかった狛江の人生でしたが。

リーマンとしてのケジメ、父として夫として家族を守ろうとする姿勢、何よりも、ヤクザの舎弟として筋を通そうとするその姿に、大きな成長を見せたなぁ、と感慨深いものがあります。

不惑半ばのキャラですが。

人生、いつでも再チャレンジが可能なんだな、みたいな。

そのきっかけが左遷とヤクザとの出会い、というのはリアルに勘弁してほしいと思いますが。

それでも、彼はどん底のさらに下からよくぞここまで這い上がったものだな、と思わせてくれるほどの変化でした。

ムロさん、恐らく撮影の間にかなり体重絞ってるのでは、と感じる程顔が変わっています。

そして、最初はただ理不尽なだけだった岩切も、時折ふと見せる柔和な表情が良いなぁ、と。

そんな彼らをただ見守っている昌三さんの小さく、しかし凛々しい姿やつぶらな瞳は間違いなく多くの人の癒しになっているはずです。

このワンコが原作になかったキャラだというのが信じられない、奇跡のような存在ですね。

最初はただ世話を押し付けられただけで困惑していたはずの狛江が、こんな修羅場を前にして自ら散歩を申し出る…そして昌三さんに語り掛けていた彼の言葉は、恐らく他の誰にも告白できなかった本心でしょう。

ふっと切り取られたその瞬間は、こんなドタバタのアクションコメディの中では珍しく静謐な時間となって、より一層心に残りました。



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【Iターン】11話の視聴者の声


↑元傭兵というと嘘くさくなる設定間違いなしですが。
彼が演じるとなんだか納得してしまう風情でした。
荒野が似合う、みたいな。


↑美しくすらある、ワンコの姿。昌三さんLOVEな人、多いはずです!


↑今回は竜崎社長、だいぶ出番が多かったですが。
そういえばもうずっと黒竜崎ばっかりで、鋭い表情ばかりです。


↑ええ、もう、生殺しの一週間は長いよねぇ…。


↑まさに男!いや…”漢”か!
まさにこの全12話は狛江の成長譚でしたね。


↑萌がダダ漏れています。
しかしその気持ちは十分に理解できる。


↑某ドラマで全編隙だらけのハルタと同じ人物とはとても思えない(笑)。
この鋭い視線、最高です。


↑この人もブレないキャラでしたね。
どうか、あの綺麗なお姉さんを幸せにしてあげてください。

まとめ

坊野さん、めちゃめちゃカッコ良かったですね。

ガチャガチャ喚くことが多い城島に比べて、柔らかいバリトンの声で囁くように怖いことをしゃべる彼は、髭面やそのモッズコートからなんとなく予想ができましたが。

一体どういう経緯で岩切の元に連なることになったんでしょう(笑)。

すごく興味があります。

さて、リーマンのケジメとして、今回は出てこなかった高峰部長(相島一之)との対決や、柳君、美月ちゃんのこれから…。

そして阿修羅市の未来は如何に?!と盛りだくさんになりそうな予感の最終回ですが。

やっぱり〆は昌三さんの可愛らしいお姿や、つぶらな瞳をたっぷりと見せてもらいたいなぁ、と思っています。



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